クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく解説

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴

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クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質で、細菌感染症に用いられます。
成人用の錠剤の他、子供でも飲みやすいドライシロップという粉薬の剤形が存在します。
ここではこのクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果

作用機序

クラリスロマイシンは細菌のタンパク質合成を阻害することによって、細菌が増殖できないようにする薬です。
細菌は細胞内のリボソームという器官でタンパク質を合成していますが、クラリスロマイシンはこのリボソームに作用します。
より詳細に説明するとリボソームでタンパク質合成に重要な役割を果たす50sサブユニットに結合してその機能を阻害します。
これによって細菌の細胞内ではタンパク質が作られなくなります。
すると細菌の増殖に必要なタンパク質の供給量が不十分になってしまうので、細菌が増殖できなくなってしまいます。

 

静菌的作用

クラリスロマイシンは細菌に対して殺菌的に作用するわけではなく静菌的に作用する抗生物質です。
つまり、クラリスロマイシンは細菌の増殖を抑える効果にとどまっており、殺菌的な効果を持つ抗生物質と比較すると、抗菌力は比較的弱いです

 

幅広い種類の細菌に対して抗菌作用を発揮する

クラリスロマイシンは幅広い種類の細菌に対して抗菌作用を発揮する抗生物質です。
このため、あらゆる種類の細菌感染症に対して効果を発揮します。

 

組織移行性が良好

クラリスロマイシンは体内に吸収された後に、あらゆる組織へと分布しやすい、つまり組織移行性が良好な薬です。
つまり、あらゆる組織で起こる細菌感染症に対して抗菌作用を発揮しやすい抗生物質と言えます。
ただし、髄液には移行しにくいため、細菌性髄膜炎の治療には用いられません。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の特徴

他の抗生物質と比較して下痢などの消化器系の副作用が起こりにくい

一般的に抗生物質は下痢など消化器系の副作用が起こりやすいです。
そんな中でクラリスロマイシンは比較的消化器系の副作用が起こりにくい抗生物質です。
このため、使用しやすく、使用頻度も比較的多い抗生物質と言えます。

 

耐性菌が多く出現している

クラリスロマイシンは使用頻度が多い分、耐性菌の出現が問題となっています。
このため、クラリスロマイシンでは抗菌効果が得られないケースも多いです。

 

薬の苦味が強い

クラリスロマイシンは非常に苦味の強い薬です。
成人用の錠剤の場合は苦味を感じることは少ないですが、小児用のドライシロップの場合は苦味を感じやすく、子供には非常に飲みにくい薬となっています。

 

薬物間相互作用が起こりやすく飲み合わせの悪い薬が多数存在する

クラリスロマイシンは他の薬と相互作用を起こすことが多く、飲み合わせの悪い薬が多数存在します。
このため併用薬がある方にとっては注意を要する薬です。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を服用できない人

クラリスロマイシンは以下の条件に該当する場合は服用することができません。

 

@クラリスロマイシンで過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方
Aピモジド、エルゴタミン含有製剤、タダラフィル、アスブプレビル、スポレキサントを使用中の方
B肝臓または腎臓に障害があり、かつコルヒチンを使用中の場合

 

これらの理由についてここから詳しく紹介していきます。

 

クラリスロマイシンで過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方

過去にクラリスロマイシンを使用して過敏症(薬物アレルギー)を起こしている方は、再度クラリスロマイシンを服用した場合も同様に過敏症(薬物アレルギー)が起こる可能性が高いです。
過敏症(薬物アレルギー)は重症化してしまった場合は呼吸困難、意識障害などを引き起こし、最悪の場合命を落とすこともあります。
こういったリスクを回避するためにも、過去にクラリスロマイシンを服用して過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方は、クラリスロマイシンを服用できないこととされているのです。

 

ピモジド、エルゴタミン含有製剤、タダラフィル、アスブプレビル、スボレキサントを使用中の方

ピモジド(オーラップ)

ピモジドは統合失調症などの精神疾患に使用される薬です。
クラリスロマイシンとピモジドとを併用すると、QT延長という心電図異常を起こすことがあります。
QT延長は心室細動という致命的な不整脈の発生につながることがあります。
こういったリスクを避けるためにピモジドを使用中の方はクラリスロマイシンを使用できないこととされています。

 

エルゴタミン含有製剤

エルゴタミン含有製剤には、エルゴタミン酒石酸塩を含有するクリアミン配合錠と、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩を含有するジヒデルゴットが該当します。
これらエルゴタミン含有製剤は片頭痛の治療に用いられる薬です。
血管を収縮させることによって、片頭痛に対して治療効果を発揮します。

 

クラリスロマイシンとエルゴタミン含有製剤とを併用すると、エルゴタミン含有製剤の作用が増強されて、血管攣縮(血管が過剰に収縮した状態)など重大な副作用の発生につながってしまいます。

 

これはクラリスロマイシンとエルゴタミン含有製剤が共に肝臓のCYP3A4という代謝酵素で代謝されて体内から消失する性質があるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があるため、両者を併用することで、非併用時よりも代謝されるスピードが遅くなり、エルゴタミン含有製剤の有効成分が体内により多く存在する状態になってしまい、過剰な効果へとつながってしまうのです。

 

こういったリスクを避けるためにも、エルゴタミン含有製剤を使用中の方はクラリスロマイシンを併用できないこととされているのです。

 

タダラフィル(アドシルカ)

タダラフィル(アドシルカ)は肺動脈性肺高血圧症の治療に用いられる薬です。
タダラフィルは肺を通る血管を拡張させることによって肺動脈性肺高血圧症を改善します。

 

クラリスロマイシンとタダラフィルとを併用すると、タダラフィルの作用が増強されて、過度の血圧低下など副作用が起こる恐れがあります。

 

これはクラリスロマイシンとタダラフィルが共に肝臓のCYP3A4という代謝酵素で代謝されて体内から消失する薬であるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があるため、両者を併用することで、非併用時よりも薬が代謝されるスピードが遅くなります。
その結果、併用していない時よりも併用時の方がタダラフィルの体内の量が多くなってしまい、効果が過剰に現れて副作用が起こりやすくなるのです。

 

こういったリスクを避けるためにも、タダラフィル(アドシルカ)を使用中の方はクラリスロマイシンを使用できないこととされているのです。

 

ただし、アドシルカと同様にタダラフィルを有効成分に含む、シアリス(勃起不全症治療薬)とザルティア(前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬)はクラリスロマイシンと併用してはいけないこととはされていません。
シアリスとザルティアはクラリスロマイシンと併用注意の薬となっています。

 

アスナプレビル(スンベプラ)

アスナプレビル(スンベプラ)はC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス薬です。

 

クラリスロマイシンとアスナプレビルとを併用すると、アスナプレビルの作用が増強され、肝臓に関連した副作用が発現したり、重症化したりすることがあります。

 

これはクラリスロマイシンとアスナプレビルが共に肝臓に存在する薬物代謝酵素であるCYP3A4によって代謝されて体内から消失する薬であるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があるため、両者が併用されることによって、CYP3A4の競合(奪い合い)が起こり、それぞれの代謝スピードが非併用時よりも遅くなります。
これによって、非併用時よりもアスナプレビルが体内に多く存在する状態になってしまい、副作用が現れやすくなり、またそれが重症化しやすくなるのです。

 

こういったリスクを避けるためにも、アスナプレビルを使用時にはクラリスロマイシンを使用できないこととされているのです。

 

バニプレビル(バニヘップ)

バニプレビル(バニヘップ)はC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス薬です。

 

クラリスロマイシンとバニプレビル(バニヘップ)とを併用すると、バニプレビル(バニヘップ)の作用が増強され、バニプレビル(バニヘップ)の副作用である下痢、悪心、嘔吐が起こりやすくなる恐れがあります。

 

これはクラリスロマイシンとバニプレビルが共に肝臓に存在する薬物代謝酵素のCYP3A4によって代謝されて体内から消失する薬であるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があり、両者が併用されることで、CYP3A4の競合(奪い合い)が起こります。
その結果、クラリスロマイシンとバニプレビルの代謝スピードが両者を併用していない時と比較して遅くなってしまいます。
これによって、両者を併用した時には併用しない時よりもバニプレビルの血中濃度(体内に存在する量)が多くなってしまい副作用が起こりやすくなるのです。

 

こういったリスクを回避するためにも、バニプレビル(バニヘップ)を使用時にはクラリスロマイシンは使用できないこととされているのです。

 

スボレキサント(ベルソムラ)

スボレキサント(ベルソムラ)は不眠症の治療に用いられる催眠薬です。

 

クラリスロマイシンとスボレキサント(ベルソムラ)とを併用すると、スボレキサントの作用が著しく増強し、催眠作用が過度に働く恐れがあります。

 

これはクラリスロマイシンとスボレキサントが共に肝臓に存在する代謝酵素であるCYP3A4によって代謝されて体内から消失する薬物であるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があるため、クラリスロマイシンとスボレキサントの間でCYP3A4の競合(奪い合い)が起こってしまいます。
これによって両者の代謝スピードが遅くなってしまい、体内から消失しにくくなります。
このため、両者を併用時には単独使用時と比較して、スボレキサントの血中濃度(体内量)が多くなってしまいます。
これによって、スボレキサントの効果が増強し、過度に催眠作用が現れやすくなるのです。

 

こういったリスクを避けるためにも、スボレキサント(ベルソムラ)を使用中の方はクラリスロマイシンを使用できないこととされているのです。

 

肝臓または腎臓に障害があり、かつコルヒチンを使用中の場合

コルヒチンは主に痛風発作の緩解、予防のために用いられる薬です。
肝機能や腎機能が低下している方がコルヒチンを服用すると、健康な方と比較して体内のコルヒチンの量が多くなってしまい、汎血球減少、肝機能障害、呼吸困難、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの副作用が起こりやすくなるので注意が必要とされます。

 

そんな肝機能や腎機能が低下している方がコルヒチンとクラリスロマイシンとを併用すると体内のコルヒチンの量がさらに多くなってしまい、より副作用が起こりやすくなってしまいます。

 

これはクラリスロマイシンとコルヒチンがともに肝臓の薬物代謝酵素であるCYP3A4によって代謝されて体内から消失する薬であるためです。
CYP3A4の代謝能力には限界があるため、両者を併用すると、CYP3A4の競合(奪い合い)が起こります。
すると、コルヒチンが体内で代謝されるスピードは遅くなり、体の中にコルヒチンがたまりやすい状態になります。
これによって、コルヒチンを単独で使用した場合よりもクラリスロマイシンと併用した時の方がコルヒチンの体内の量は多くなります。
これによってコルヒチンの副作用が現れやすくなるのです。

 

こういったリスクを避けるためにも、肝機能や腎機能が低下しているコルヒチンを使用中の方はクラリスロマイシンを服用できないこととされているのです。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の用法用量

一般感染症の場合

成人の場合

通常、有効成分クラリスロマイシンを1日あたり400mg服用します。
これは、クラリスロマイシン錠200mg2錠、クラリスロマイシン錠50mg8錠、クラリスロマイシンDS10%4gに該当します。
これを1日2回に分けて服用します。

 

また、年齢、症状に応じて適宜増減します。

 

小児の場合

通常、有効成分クラリスロマイシンを1日に体重1kgあたり10〜15mg服用します。
これはクラリスロマイシン錠200mg、クラリスロマイシン錠50mg、クラリスロマイシンDS10%をそれぞれ体重と照らし合わせて以下の表の1日量を服用することになります。

 

体重(kg) クラリスロマイシンDS10%の1日量(g) クラリスロマイシン錠50mgの1日量(錠) クラリスロマイシン錠200mgの1日量(錠)
10 1〜1.5 2〜3 0.5〜0.75
20 2〜3 4〜6 1〜1.5
30 3〜4.5 6〜9 1.5〜2.25

 

 

これを1日2〜3回に分けて服用します。

 

マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス (MAC) 症を含む非結核性抗酸菌症の場合

成人の場合

通常、有効成分クラリスロマイシンを1日あたり800m服用します。
これを1日2回に分けて服用します。

 

また、年齢、症状に応じて適宜増減します。

 

小児の場合

通常、有効成分クラリスロマイシンを1日に体重1kgあたり15mg服用します。
これはクラリスロマイシン錠200mg、クラリスロマイシン錠50mg、クラリスロマイシンDS10%をそれぞれ体重と照らし合わせて以下の表の1日量を服用することになります。

 

体重(kg) クラリスロマイシンDS10%の1日量(g) クラリスロマイシン錠50mgの1日量(錠) クラリスロマイシン錠200mgの1日量(錠)
10 1.5 0.75
20 1.5
30 4.5 2.25

 

 

これを1日2回に分けて服用します。

 

ヘリコバクター・ピロリ感染症の場合(成人のみ)

通常、成人は1回に有効成分クラリスロマイシンを200mg服用します。
これは、クラリスロマイシン錠200mg1錠、クラリスロマイシン錠50mg4錠、クラリスロマイシンDS10%2gに該当します。
これを1日2回7日間服用します。
この時、抗生物質アモキシシリン(サワシリン、パセトシンなど)、プロトンポンプ阻害薬を同時に服用します。

 

また、クラリスロマイシンの量は必要に応じて適宜増減することができますが、クラリスロマイシンを1回400mg、これを1日2回服用するのが上限の量とされています。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)ドライシロップの味は?

先発医薬品のクラリスドライシロップ10%とクラリシッドドライシロップ10%はともにストロベリー味です。
ただ、有効成分のクラリスロマイシンは苦味のある薬です。
比較的飲みにくい薬と言えます。

 

酸味のあるジュースに混ぜると特に苦味が出やすくなるので、オレンジジュースなどの柑橘系の飲み物と混ぜない方が飲みやすくなります。

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)と他の薬との飲み合わせ

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)と併用できない薬

前述の「クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を服用できない人」で紹介した通り、以下の薬を使用している方はクラリスロマイシンを服用することができません。

 

  • ピモジド(オーラップ)
  • エルゴタミン含有製剤(クリアミン、ジヒデルゴット)
  • タダラフィル(アドシルカ)
  • アスナプレビル(スンベプラ)
  • バニプレビル(バニヘップ)
  • スボレキサント(ベルソムラ)

 

また、肝臓、又は腎臓に障害がある方でコルヒチンを使用している方はクラリスロマイシンを服用することができません。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)との併用に注意が必要な薬

ここではクラリスロマイシンと併用できないわけではないものの、併用する上では注意を要する薬を紹介します。

 

CYP3A4で代謝される薬

肝臓の薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される薬をクラリスロマイシンと併用するとその薬の効果が増強し副作用が現れやすくなります。
「クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)と併用できない薬」で紹介しているピモジド(オーラップ)、エルゴタミン含有製剤(クリアミン、ジヒデルゴット)、タダラフィル(アドシルカ)、アスナプレビル(スンベプラ)、バニプレビル(バニヘップ)、スボレキサント(ベルソムラ)もCYP3A4によって代謝される薬ですが、それ以外には以下の薬がCYP3A4によって代謝されます。

 

  • カルバマゼピン
  • テオフィリン、アミノフィリン水和物
  • シクロスポリン
  • タクロリムス
  • アトルバスタチン
  • シンバスタチン
  • コルヒチン
  • ベンゾジアゼピン系薬剤:トリアゾラム、ミダゾラムなど
  • クエチアピン
  • ジソピラミド
  • エプレレノン
  • エレトリプタン
  • カルシウム拮抗薬:ニフェジピン、アムロジピン
  • ジエノゲスト
  • ホスホジエステラーゼX阻害薬:シルデナフィル、タダラフィル
  • ワルファリンカリウム
  • オキシコドン
  • フェンタニル
  • 抗凝固薬:アピキサバン、リバーロキサバン
  • イトラコナゾール
  • HIVプロテアーゼ阻害薬:サキナビル、リトナビル
  • リファブチン
  • エトラビリン

 

P糖タンパクの基質となる薬

P糖タンパクとは、体に入ってきた異物を体外に排出するためのポンプのようなもので、腸や腎臓など様々な部位に存在します。
P糖タンパクはいくつかの薬物を体外へ排出する働きを持ちます。
このようにP糖タンパクによる体外への排出の対象となる物質、薬をP糖タンパクの基質といいます。

 

P糖タンパクの基質となる薬同士を併用すると、P糖タンパクのポンプ能力が追い付かなくなってしまい、P糖タンパクの基質となる薬は体内にたまりやすい状態となります。
これによって体の中の薬の量が単独使用の場合よりも多くなり、薬の効果が増強し副作用が起こりやすくなります。

 

クラリスロマイシンもP糖タンパクの基質です。
このため他のP糖タンパクの基質である薬と併用すると、その薬の副作用が起こりやすくなります。

 

アピキサバン、リバーロキサバン、ダビガトラン、エドキサバンといった抗凝固薬はP糖タンパクの基質です。
これらとクラリスロマイシンとを併用すると、出血傾向など抗凝固薬の副作用が起こりやすくなります。
このため、アピキサバン、リバーロキサバン、ダビガトラン、エドキサバンなどの抗凝固薬はクラリスロマイシンとの併用に注意を要する薬です。

 

CYP3A4を誘導する薬

肝臓の薬物代謝酵素であるCYP3A4はいくつかの薬物の働きによって誘導され、CYP3A4の働きは増強します。
CYP3A4を誘導する薬には以下のものが挙げられます。

 

  • リファンピシン
  • エファビレンツ
  • ネビラピン
  • リファブチン
  • エトラビリン

 

クラリスロマイシンはCYP3A4によって代謝され体内から消失する薬です。
上記の薬を使用している方の体内には使用していない方よりも多くのCYP3A4が存在しているため、クラリスロマイシンは代謝されやすくなります。
つまり、上記の薬を使用中にクラリスロマイシンを使用すると、併用しない場合よりもクラリスロマイシンが体内で代謝、消失しやすくなる分、体内の量が少なくなり、クラリスロマイシンの効果は弱くなります。
これによって期待している効果が得られない恐れがあります。

 

このため、CYP3A4を誘導する薬とクラリスロマイシンとの併用には注意を要することとされているのです。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)服用中に起こる主な副作用

ここではクラリスロマイシン服用中に起こる頻度が高い副作用を紹介します。
起こる確率の高い副作用には以下のものが挙げられます。

 

下痢

クラリスロマイシンを服用中には副作用で下痢が起こることがあります。
これはクラリスロマイシンが腸内に元々存在する腸内細菌にも作用してしまうことで起こります。

 

クラリスロマイシンが腸内細菌に作用し、腸内細菌が死滅してしまうと、腸内環境が崩れていってしまいます。
これによって下痢が起こりやすくなるのです。

 

もし、クラリスロマイシンを服用中に下痢が起こった場合には、医師に相談するようにしましょう。
こういった場合には対策として整腸剤が追加で処方されることがあります。
整腸剤を飲むことで腸内環境が正常化し、下痢の原因を改善してくれるためです。

 

また、クラリスロマイシンを服用することで下痢が起こることを前もって想定して、クラリスロマイシンを処方時に整腸剤を同時に処方することも多いです。

 

クラリスロマイシンを服用中に下痢をした時の対処法について詳しくは、「抗生物質を服用中に下痢をした時の対処法」をご参照下さい。

 

悪心、嘔吐、腹痛

クラリスロマイシンを服用中には副作用で悪心、嘔吐、腹痛など胃に関連する副作用が起こることがあります。
これはクラリスロマイシンが胃に負担をかけるために起こります。

 

肝機能異常

クラリスロマイシンを服用中には副作用で肝機能異常が起こることがあります。
血液検査で肝機能マーカーであるASTやALTが上昇することがあります。

 

肝機能異常が起こった時には、全身の倦怠感や黄疸(肌の色が黄色っぽくなる)といった症状が現れることがあるので、こういった症状が現れたら医師に相談するようにしましょう。

 

クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)服用中に起こり得る重大な副作用

ここでは起こる頻度は少ないものの、起こると重大な問題となるクラリスロマイシン服用中に起こり得る副作用について紹介します。

 

ショック、アナフィラキシー

クラリスロマイシンを服用中にはショック、アナフィラキシーが起こることがあります。
ショック、アナフィラキシーでは、具体的に意識障害、呼吸困難、血圧低下、じんましんなどの症状が現れます。

 

ショック、アナフィラキシーはクラリスロマイシンに対する過敏症(薬物アレルギー)が原因となって引き起こされます。
ショック、アナフィラキシーが起こると、最悪の場合命を落とすこともあります。
こういった場合には速やかに医師に診てもらい、対処してもらうようにしましょう。

 

QT延長、心室細動

クラリスロマイシンを服用中にはQT延長、心室細動が起こることがあります。
QT延長とは、心電図上でQT波が長くなることを指し、これが起こると心室細動という、命を落とす危険性もある不整脈が起こる可能性があります。

 

クラリスロマイシンを服用する前にすでに心電図でQT延長が起こっている方や血液中のカリウムの濃度が薄い低カリウム血症の方の場合は特にクラリスロマイシン服用時のQT延長や心室細動に注意が必要です。

 

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全

クラリスロマイシンを服用中には劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全が起こることがあります。
既にクラリスロマイシンは肝機能異常を起こしやすいことは紹介しましたが、それが重症化すると、肝機能が著しく低下した状態となってしまいます。
全身倦怠感や肌が黄色を帯びた状態になっている場合には、こういった副作用が起こっている恐れがあるので、早めに医師に診てもらうようにしましょう。

 

偽膜性大腸炎、出血性大腸炎

クラリスロマイシンを服用中には、偽膜性大腸炎や出血性大腸炎が起こることがあります。
これはクラリスロマイシンによって人の腸内に元々存在する腸内細菌が死滅し、その代わりにクリストリジウム・ディフィシルという細菌が腸内に増殖することによって引き起こされます。
クリストリジウム・ディフィシルは増殖すると毒素を放出し、腸に炎症を引き起こし、下痢や血便といった症状を引き起こします。
もし、クラリスロマイシンを服用中に下痢や血便といった症状が現れた場合は早めに医師に診てもらうようにしましょう。

 

その他の重大な副作用

その他、クラリスロマイシンを服用中には以下のような重大な副作用が起こることがあります。

 

  • 血液障害:血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症
  • 皮膚障害:中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンスジョンソン症候群)、多形紅斑
  • PIE症候群・間質性肺炎
  • 横紋筋融解症
  • 痙攣
  • 急性腎不全、尿細管間質性腎炎
  • 紫斑病

 

妊娠中、授乳中のクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の使用

妊娠中のクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の使用

妊娠中、または妊娠している可能性のある女性は治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を使用することとされています。
つまり、医師の慎重な判断の上でクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を使用する必要があります

 

これは動物実験で、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を母動物にも毒性が現れる高用量使用した場合に、胎児にも心血管系の異常,口蓋裂,発育遅延等といった影響が出たことが報告されているためです。

 

授乳中のクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の使用

授乳中の女性がクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を服用する場合には、授乳を中止することとされています
これは有効成分のクラリスロマイシンが乳汁中に移行することが報告されているためです。

 

ただし、国立成育医療研究センターのホームページの「授乳中に安全に使用できると思われる薬」の一覧にクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)が含まれています。
このため、医師によってはクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)を授乳中に使用した場合に授乳を中止する必要はないと指導することもあるでしょう

 

あくまでクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)服用中の授乳の可否については処方医と相談しながら判断するようにしましょう。

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トスフロキサシン(オゼックス)の効果、副作用、その他の特徴
トスフロキサシン(オゼックス)は小児にも使用できるニューキノロン系抗生物質です。幅広い細菌感染に効果が出やすい抗菌薬で、他の抗生物質が効きにくい場合によく使用されます。トスフロキサシン(オゼックス)服用中には副作用で下痢が起こりやすくなります。
セチリジン(ジルテック)の効果、副作用、その他の特徴
セチリジン(ジルテック)は花粉症などのアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる抗アレルギー薬です。抗ヒスタミン薬といってヒスタミンの働きを抑える薬です。抗ヒスタミン薬の中で効果は中程度で、副作用で眠気、口渇、めまいが起こることがあります。
レボセチリジン(ザイザル)の効果、副作用、その他の特徴
レボセチリジン(ザイザル)はアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみを改善する抗ヒスタミン薬の一種です。この薬は生後6か月から服用することができます。レボセチリジン(ザイザル)服用中には眠気、口の渇きなどの副作用が起こることがあります。
エピナスチン(先発医薬品:アレジオン)の効果、副作用、その他の特徴
エピナスチン(アレジオン)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。エピナスチンは脳に影響を及ぼしにくい抗ヒスタミン薬で眠気、痙攣等の副作用が起こりにくいです。さらにエピナスチンは1日1回の服用で済む持続力の高い薬です。
メキタジン(ゼスラン、ニポラジン、ヒスポラン、ベナンザール)の効果、副作用、その他の特徴
メキタジン(ニポラジン、ゼスラン等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる第二世代抗ヒスタミン薬です。メキタジン服用中には比較的副作用は起こりにくいものの、眠気、口渇、吐き気が起こることがあります。
ケトチフェン(ザジテン、ジキリオン等)の効果、副作用、その他の特徴
ケトチフェン(ザジテン、ジキリオン等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみの治療に用いる抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬の中ではけいれんを起こしやすい薬なので小さな子供やけいれん性疾患を起こしたことがある方は注意が必要です。
オキサトミド(セルテクト、セルトミド等)の効果、副作用、その他の特徴
オキサトミド(セルテクト、セルトミド等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、じんましん、かゆみに用いる抗ヒスタミン薬です。ドライシロップは甘く飲みやすいですが、小さな子供では副作用が起こりやすいので注意が必要です。
クロルフェニラミン(ポララミン、ネオマレルミン等)の効果、副作用、その他の特徴
クロルフェニラミン(ポララミン)は第一世代抗ヒスタミン薬で、アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみ、咳などの治療に用いられます。緑内障を悪化させるリスクや尿閉のリスクがあるため注意が必要で、その他の眠気等の副作用も起こりやすい抗ヒスタミン薬です。
シプロヘプタジン(ペリアクチン)の効果、副作用、その他の特徴
シプロヘプタジン(ペリアクチン)はアレルギー性鼻炎、感染症に伴う鼻水や咳、じんましん、かゆみの治療に用いる第一世代抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬の中では珍しく抗セロトニン作用をも併せ持っており、これはかゆみに有効です。
ロラタジン(クラリチン)の効果、副作用、その他の特徴
ロラタジン(クラリチン)はアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみの治療に用いられる第二世代抗ヒスタミン薬です。眠気、口渇などの副作用が起こりにくいと言われている第二世代抗ヒスタミン薬の中でも最も副作用の起こりにくい薬の1つです。
ペミロラスト(アレギサール、ペミラストン)の効果、副作用、その他の特徴
ペミロラスト(アレギサール、ペミラストン)はアレルギー性鼻炎、気管支喘息の治療に用いられる抗アレルギー薬です。副作用が出にくく安全に使用できますが、効果は比較的弱く予防的な治療に用いられることが多いです。
トラニラスト(リザベン)の効果、副作用、その他の特徴
トラニラスト(リザベン)は気管支喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用いられる抗アレルギー薬です。抗アレルギー効果は比較的弱いものの副作用が起こりにくい薬です。また、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療に用いられる唯一の内服薬でもあります。
オラペネム(テビペネム)の効果、副作用、その他の特徴
オラペネム(テビペネム)はカルバペネム系抗生物質で唯一の内服薬です。肺炎、副鼻腔炎、中耳炎の治療に用いられます。オラペネム(テビペネム)は各種耐性菌を含むあらゆる細菌に抗菌作用を発揮する薬で、主に他の抗生物質が効かない場合の最終手段的に使用されます。
セフジトレンピボキシル(メイアクト)の効果、副作用、その他の特徴
セフジトレンピボキシル(メイアクト)はセフェム系抗生物質であらゆる細菌感染症の治療に用いられます。セフジトレンピボキシル(メイアクト)はセフェム系の中では効く細菌の種類が多いです。ただセフジトレンピボキシル(メイアクト)服用中は下痢が起こりやすいです。
セフジニル(セフゾン)の効果、副作用、その他の特徴
セフジニル(セフゾン)は様々な感染症に用いるセフェム系抗生物質です。セフジニル(セフゾン)は鉄、アルミニウム、マグネシウムと一緒に服用すると体に吸収されにくくなり効果が弱まります。また、セフジニル(セフゾン)服用の影響で便や尿が赤色になることがあります。
セフテラム(トミロン)の効果、副作用、その他の特徴
セフテラム(トミロン)は様々な細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セフテラム(トミロン)はセフェム系の中では多くの種類の細菌に抗菌活性を発揮するタイプの薬です。トミロン細粒小児用10%は抗生物質の中では比較的飲みやすい薬です。
セフポドキシムプロキセチル(バナン)の効果、副作用、その他の特徴
セフポドキシムプロキセチル(バナン)は感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セフポドキシムプロキセチル(バナン)服用中に起こる主な副作用は下痢です。またセフポドキシムプロキセチル(バナン)は妊娠中、授乳中でも服用でき子供は生後1か月から服用できます。
ファロペネム(ファロム)の効果、副作用、その他の特徴
ファロペネム(ファロム)は様々な感染症に用いるペネム系抗生物質です。ファロペネム(ファロム)はセフェム系やペニシリン系の抗生物質と同様に細菌の細胞壁合成を阻害する薬ですが、これらより多くの菌種に抗菌作用を発揮します。またファロペネム(ファロム)は下痢を起こしやすい抗生物質です。
ホスホマイシン(ホスミシン)の効果、副作用、その他の特徴
ホスホマイシン(ホスミシン)は細菌感染症に用いられる抗生物質です。ホスホマイシン(ホスミシン)は腸管出血性大腸菌感染症(O−157など)の治療に有効性を示すことが証明された唯一の抗生物質です。
ミノサイクリン(ミノマイシン)の効果、副作用、その他の特徴
ミノサイクリン(ミノマイシン)は細菌感染症の治療に用いられる抗生物質です。ミノサイクリン(ミノマイシン)は特にニキビ(ざ瘡)やマイコプラズマ肺炎の治療に用いられることが多いです。ただ、歯や骨の形成に影響があるため、小さな子供や妊婦はほぼ使用されません。
バラシクロビル(バルトレックス)の効果、副作用、その他の特徴
バラシクロビル(バルトレックス)は単純疱疹(ヘルペス)、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹、性器ヘルペスの治療に用いられる抗ウイルス薬です。バラシクロビル(バルトレックス)はアシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)の体内への吸収率を改良した薬です。
クラバモックス、オーグメンチンの効果、副作用、その他の特徴
クラバモックス、オーグメンチンはアモキシシリンというペニシリン系抗生物質にクランブラン酸カリウムが配合されている薬で、クランブラン酸カリウムによってβ−ラクタマーゼを産生する耐性菌にも有効性を示します。
デスロラタジン(デザレックス)の効果、副作用、その他の特徴
デスロラタジン(デザレックス)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。デスロラタジン(デザレックス)は眠気等副作用が出にくいこと、いつ服用しても構わないことが特徴で使いやすい薬となっています。
セファレキシン(ケフレックス)の効果、副作用、その他の特徴
セファレキシン(ケフレックス)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファレキシン(ケフレックス)は古くから存在する第一世代のセフェム系抗生物質であり、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮します。
セファクロル(ケフラール)の効果、副作用、その他の特徴
セファクロル(ケフラール)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファクロル(ケフラール)はセフェム系抗生物質の中でも第一世代セフェム系抗生物質に分類され、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮しやすいという特徴があります。
ビラスチン(ビラノア)の効果、副作用、その他の特徴
ビラスチン(ビラノア)は2016年に発売された比較的新しい抗ヒスタミン薬です。 ビラスチン(ビラノア)は眠気、口の渇き(口渇)といった抗ヒスタミン薬に起こりやすい副作用が起こりにくいのが特徴で、効果は抗ヒスタミン薬の中では中程度です。
ベポタスチン(タリオン)の効果、副作用、その他の特徴
ベポタスチン(タリオン)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。ベポタスチン(タリオン)は第二世代抗ヒスタミン薬なので、眠気、口渇等の副作用は起こりにくいです。効果の強さは抗ヒスタミン薬の中では中程度です。
アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)の効果、副作用、その他の特徴
アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)は主に単純疱疹、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹の治療に用いられる薬です。アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)は副作用が比較的起こりにくい薬ですが、下痢、肝機能異常が副作用として起こることがあります。
トラネキサム酸(トランサミン)の効果、副作用、その他の特徴
トラネキサム酸(トランサミン)は鼻血など出血が起こった際の止血薬や抗炎症薬として使用される薬です。トラネキサム酸(トランサミン)は古くから存在する薬で、小さな子供、妊婦、授乳婦が使用しても安全に使用できることが確認されている薬です。
スルタミシリン(ユナシン)の効果、副作用、その他の特徴
スルタミシリン(ユナシン)は細菌感染症に用いるペニシリン系抗生物質です。スルタミシリン(ユナシン)はβ−ラクタマーゼを産生する耐性菌に対しても有効で、ペニシリン系抗生物質の中では様々な菌種に有効性を示しやすい抗生物質です。
スプラタスト(アイピーディ)の効果、副作用、その他の特徴
スプラタスト(アイピーディ)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患の治療に用いられる抗アレルギー薬です。スプラタスト(アイピーディ)は他の抗アレルギー薬とは異なる作用機序で働く薬で、副作用が出にくいことが特徴です。
クレマスチン(タベジールなど)の効果、副作用、その他の特徴
クレマスチン(タベジールなど)は蕁麻疹、湿疹、かゆみなどアレルギー性皮膚疾患、アレルギー性鼻炎の治療に用いられる第一世代抗ヒスタミン薬の1つです。クレマスチン(タベジールなど)服用中には特に小児に痙攣の副作用が起こりやすくなったり、眠気が起こったりするので注意が必要です。
デキストロメトルファン(メジコン等)の効果、副作用、その他の特徴
デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬の一種で咳止めとして広く使用されています。デキストロメトルファン(メジコン等)は麻薬性鎮咳薬と比べて、便秘、口渇などの副作用が起こりにくく、依存性もありません。
酸化マグネシウム(マグミット)の効果、副作用、その他の特徴
酸化マグネシウム(マグミット)は主に便秘の際に緩下剤として使用されますが、制酸剤や尿路シュウ酸カリウム結石の予防にも用いられます。酸化マグネシウム(マグミット)を使用する際にはテトラサイクリン系抗生物質やニューキノロン系抗菌薬など併用薬との相互作用に注意が必要です。
ジメモルファン(アストミン)の効果、副作用、その他の特徴
ジメモルファン(アストミン)は咳止めとして使用される薬です。この薬は延髄の咳中枢に作用することで咳を止めます。比較的副作用の出にくい薬ですが、耐糖能異常を起こすこともあるので糖尿病の方はジメモルファン(アストミン)を服用する際にはより注意が必要です。
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)の効果、副作用、その他の特徴
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は咳止めとして使用される薬です。非麻薬性鎮咳薬に分類されるため、依存性、耐性は生じません。また、ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は抗コリン作用、局所麻酔作用を併せ持つ咳止めの薬です。
レスプレンの効果、副作用、その他の特徴
レスプレンは咳止めとして使用される薬です。延髄の咳中枢に作用して咳を止めます。また、レスプレンは痰を切れやすくする作用も有しています。非麻薬性鎮咳薬なので副作用が起こりにくいです。
フスタゾールの効果、副作用、その他の特徴
フスタゾールは咳止めとして使用される薬です。有効成分のクロペラスチンが延髄の咳中枢に作用することで咳を起こしにくくします。また、フスタゾールは気管支平滑筋弛緩作用、抗ヒスタミン作用も併せ持つ咳止めです。
ブロムヘキシン(ビソルボン)の効果、副作用、その他の特徴
ブロムヘキシン(ビソルボン)は去痰薬で、内服薬の錠剤、散剤に加え、吸入薬、注射薬が存在します。ブロムヘキシン(ビソルボン)はネバネバした痰をサラサラにして、さらに線毛運動を促進することによって痰を切れやすくします。
ケイツーの効果、副作用、その他の特徴
ケイツーはビタミンK2製剤でビタミンKの補充のために用いる薬です。ビタミンKが欠乏するとビタミンK欠乏性出血症になる恐れがあります。この予防のために主に新生児、乳児に使用されます。
ピコスルファート(ラキソベロン)の効果、副作用、その他の特徴
ピコスルファート(ラキソベロン)は主に便秘に使用する下剤です。便秘の他、手術の後、造影剤服用後の排便促進や、大腸検査前の腸内容物の除去のためにも用いられます。大腸刺激性下剤で耐性が生じることがあります。
タンニン酸アルブミン(タンナルビン)の効果、副作用、その他の特徴
タンニン酸アルブミン(タンナルビン)は下痢に用いられる薬です。腸の粘膜に穏やかな収れん作用を発揮することで、腸に起こる炎症を抑え、下痢に対して治療効果を発揮します。また、タンニン酸アルブミン(タンナルビン)は子供や妊婦も服用できる安全な薬です。
ガランターゼの効果、副作用、その他の特徴
ガランターゼは乳糖不耐症の治療に用いられる薬です。ガランターゼは乳糖の消化、分解を促進する酵素であるβ−ガラクトシダーゼを含有しており、乳糖不耐症による下痢、腹部膨満感を改善します。
ミルラクトの効果、副作用、その他の特徴
ミルラクトは乳糖不耐症による下痢や腹部膨満といった症状を改善する薬です。有効成分はβ−ガラクトシダーゼで、体の中で不十分なβ−ガラクトシダーゼを経口摂取して補うための薬です。
オリザチームの効果、副作用、その他の特徴
オリザチームは乳糖不耐症に伴う下痢や消化不良などの消化器症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分であるために起こりますが、オリザチームはこのβ−ガラクトシダーゼを補充することで乳糖不耐症を改善します。
カラシミーゼの効果、副作用、その他の特徴
カラシミーゼは乳糖不耐症に伴う下痢等の症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分で、乳糖が分解されないことが原因となって起こりますが、カラシミーゼはβ−ガラクトシダーゼそのもので、服用すると乳糖の分解を助けます。
ロペラミド(ロペミン)の効果、副作用、その他の特徴
ロペラミド(ロペミン)は下痢止めとして使用される薬です。腸の蠕動運動を抑制することによって腸の内容物を腸に長くとどまらせて水分の吸収を促し下痢を改善します。通常、ロペラミド(ロペミン)は非感染性の下痢に使用されます。
アセトアミノフェン(アルピニー、アンヒバ、カロナール、コカール等)
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤として広く使用されています。特に小児の解熱鎮痛に用いることのできる貴重な解熱鎮痛剤です。インフルエンザや水ぼうそうの際にも使用することができます。
フスコデの効果、副作用、その他の特徴
フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
エリスロマイシン(エリスロシン)の効果、副作用、その他の特徴
エリスロマイシン(エリスロシン)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられる薬です。下痢などの消化器系の副作用が起こりにくいため、広く臨床現場で使用される抗生物質の一つとなっています。
アジスロマイシン(ジスロマック)の効果、副作用、その他の特徴
アジスロマイシン(ジスロマック)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いる薬です。効果の持続性に優れており、少ない服用回数で長期間効果が持続します。
ロキシスロマイシン(ルリッド)の効果、副作用、その他の特徴
ロキシスロマイシン(ルリッド)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられます。他のマクロライド系抗生物質と比較して、他の薬との飲み合わせに問題が起こりにくいです。
ルパタジン(ルパフィン)の効果、副作用、その他の特徴
ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。
ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴
ゾフルーザ(バロキサビル)は抗インフルエンザ薬です。1回服用するだけでインフルエンザの治療が完了する薬です。副作用が起こりにくく安全性にも優れた抗インフルエンザ薬です。

 
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