デキストロメトルファン(メジコン等)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく解説

デキストロメトルファン(メジコン等)の効果、副作用、その他の特徴

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デキストロメトルファン(メジコン等)は咳止めとして利用される薬です。
成人用の錠剤の他、子供でも飲みやすい粉薬(散剤)が存在します。
また、メジコン配合シロップはデキストロメトルファンの他に、去痰作用のあるクレゾールスルホン酸カリウムという成分を含有しています。
ここではこのデキストロメトルファン(メジコン等)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

デキストロメトルファン(メジコン等)の効果

デキストロメトルファン(メジコン等)は延髄の咳中枢に作用することで咳を起こりにくくする薬です。

 

延髄とは、大脳の下方に存在する脳幹という部位に存在する脳の一部です。
この延髄には生命コントロールに必要な様々な指令を出す中枢が多く存在しています。
延髄に存在する中枢の1つに咳中枢というものがあります。
咳中枢の刺激が一定以上となると咳中枢が咳を起こす指令を出して、実際に咳反射がおこります。
この咳反射が起こる刺激の強さを閾値(いきち)といいます。

 

咳中枢はどのように刺激されるのかというと、知覚神経という神経によって刺激を受けます。
この知覚神経は咳中枢からノド、気管支などの気道に伸びています。
末端の気道に近い部位には、咳受容体が存在し、これがホコリなど異物のセンサーとなります。
咳受容体(つまりセンサー)が異物を認識すると、電線のように伸びている知覚神経を電気信号が通って、延髄の咳中枢を刺激します。
この知覚神経による刺激が一定以上(閾値以上)に達した時に咳反射が起こるわけです。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)は延髄の咳中枢に作用します。
デキストロメトルファン(メジコン等)の働きによって咳中枢の閾値が高くなります
これによって咳が起こるために必要な刺激のハードルが高くなり、咳が起こりにくくなります。

 

また、小児用のメジコン配合シロップには、デキストロメトルファンの他にクレゾールスルホン酸カリウムという有効成分が配合されています。
この成分は痰を出しやすくする効果があるため、これによって痰の症状と、痰が誘発する咳の症状を抑えることができます。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)の特徴

鎮咳薬のほとんどは延髄の咳中枢を抑える中枢性鎮咳薬で、中枢性鎮咳薬は中枢性麻薬性鎮咳薬中枢性非麻薬性鎮咳薬に分類されます。
デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬です。
中枢性非麻薬性鎮咳薬であるデキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性麻薬性鎮咳薬と比較して、以下のような特徴があります。

 

依存性が出ない

コデインやジヒドロコデイン(フスコデやカフコデなどに含有)といった中枢性麻薬性鎮咳薬には依存性があります。
長期間服用後に服用を中止すると、倦怠感、下痢、食欲不振などの離脱症状が起こる場合があります。

 

一方、デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬で、依存性がありません
このため長期間使用しても比較的問題が起こりにくいです。

 

痰を切れにくくしない

コデインやジヒドロコデイン(フスコデやカフコデなどに含有)といった中枢性麻薬性鎮咳薬には気道分泌抑制作用という作用があります。
これによって気道からの分泌液の分泌量が減少します。
すると、気道に存在する痰がよりネバネバした状態になり、痰が切れにくくなります。

 

一方、デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬で、気道分泌抑制作用がありません
このため、痰の切れが悪くなる心配がなく、痰が絡む咳の症状の方でも使いやすい薬なのです。

 

その他、便秘等の副作用が起こりにくい

コデインやジヒドロコデイン(フスコデやカフコデなどに含有)といった中枢性麻薬性鎮咳薬は抗コリン作用を持つ薬であるため、以下のような副作用が起こりやすいです。

 

便秘、口渇、眼圧上昇に伴う緑内障の悪化、尿閉(尿が出なくなる)など

 

一方、デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬で、抗コリン作用がなく、抗コリン作用に基づく上記のような副作用が起こりません。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)を服用できない人

デキストロメトルファン(メジコン等)は以下のいずれかの条件に該当する場合には服用することができません。

 

@過去にデキストロメトルファン(メジコン等)で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方
AMAO阻害薬を服用している方

 

@についてですが、過去にデキストロメトルファン(メジコン等)で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方は、再度デキストロメトルファン(メジコン等)を服用した際にも過敏症(薬物アレルギー)を起こすリスクが高くなります。
過敏症(薬物アレルギー)は重篤化すると、呼吸困難、血圧低下、意識消失が起こり、最悪の場合は死に至るリスクもあります。
こういったリスクを避けるためにも、過去にデキストロメトルファン(メジコン等)で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方は、デキストロメトルファン(メジコン等)を服用できないこととされているのです。

 

Aについてですが、MAO阻害薬にはパーキンソン病の治療に用いられることがあるセレギリン(エフピー)が該当します。
MAO阻害薬を使用すると体内のセロトニンという物質の働きが強まるのですが、デキストロメトルファン(メジコン等)もまたセロトニンの作用を強めます。
デキストロメトルファン(メジコン等)とMAO阻害薬を併用することで、セロトニンの作用が過剰に強まり、セロトニン症候群という副作用が起こる可能性があるので、両者は併用できないこととされています。

 

ちなみにセロトニン症候群の代表的な症状としては、異常発汗、吐き気、下痢、手足の震え、精神的興奮、錯乱、頭痛が挙げられます。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)の用法用量

メジコン配合シロップの場合

年齢に応じて1日あたり以下の量を服用します。

 

生後3か月〜7歳:3〜8mL
8〜14歳:9〜16mL
15歳〜:18〜24mL

 

これを1日3〜4回に分けて服用します。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)錠15mg、散10%の場合

1回にデキストロメトルファン(メジコン等)錠15mgを1〜2錠、またはデキストロメトルファン(メジコン等)散10%を0.15〜0.3gを服用します。
これを1日1〜4回服用します。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)と他の薬との飲み合わせ

デキストロメトルファン(メジコン等)と併用してはいけない薬は、「デキストロメトルファン(メジコン等)を服用できない人」でも紹介した通り、MAO阻害薬です。
日本で使用される可能性のあるMAO阻害薬は、医療用医薬品の中ではセレギリン(エフピー)だけです。
その理由はデキストロメトルファン(メジコン等)とセレギリン(エフピー)はともに体内のセロトニンという物質の働きを高めるため、過剰にセロトニンが働いてしまい、セロトニン症候群(発汗、手足の震え、錯乱など)が起こる危険性が高まるためです。

 

MAO阻害薬以外にはデキストロメトルファン(メジコン等)と一緒に服用できない薬はありません。
ただし、併用する上で注意が必要な薬がいくつか存在します。
それは以下のものです。

 

薬物代謝酵素CYP2D6を阻害する薬

薬物代謝酵素のCYP2D6を阻害する薬には以下のものが代表例として挙げられます。

 

キニジン(不整脈治療薬)
アミオダロン(アンカロン、不整脈治療薬)
テルビナフィン(ラミシール、抗真菌薬)

 

デキストロメトルファン(メジコン等)はCYP2D6によって代謝され、体内から消失します。
もし、デキストロメトルファン(メジコン等)とCYP2D6を阻害する薬を併用すると、デキストロメトルファンの代謝が阻害され、体内からの消失スピードが遅くなり、副作用が起こりやすくなる恐れがあります
このため両者を併用する場合には注意が必要です。

 

セロトニン作用薬(SSRIなど)

セロトニン作用薬には抗うつ薬のSSRIが代表例として挙げられます。
デキストロメトルファン(メジコン等)もまた人の体内でセロトニンの作用を増強します。
このため両者を併用するとセロトニンの働きが過剰になり、セロトニン症候群(異常発汗、手足のふるえ、錯乱など)が起こる恐れがあります。
このため両者を併用する場合には注意が必要です。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)服用中に起こる主な副作用

デキストロメトルファン(メジコン等)は比較的副作用が起こりにくい薬です。
実際の臨床現場での安全性調査では、副作用が起こった確率は2.85%と低い確率でした。
そんな中でも起こる確率が高い副作用としては、悪心、めまいが挙げられます。
こういった症状が現れた場合には、デキストロメトルファン(メジコン等)の副作用の可能性があるので処方医に相談してみましょう。

 

デキストロメトルファン(メジコン等)服用中に起こり得る重大な副作用

ここでは起こる確率は低いものの起こると重大な問題となるデキストロメトルファン(メジコン等)の副作用を紹介します。

 

呼吸抑制

デキストロメトルファン(メジコン等)服用中には呼吸抑制が起こることがあります。
こういった症状が現れた場合にはデキストロメトルファン(メジコン等)の服用を中止して早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

 

ショック、アナフィラキシー

デキストロメトルファン(メジコン等)服用中にはショック(血圧低下、意識消失など)、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難など)が起こることがあります。
ショックやアナフィラキシーはデキストロメトルファン(メジコン等)に対する過敏症(薬物アレルギーによって起こることがあります。
ショックやアナフィラキシーになると最悪の場合死に至ることもあります。
じんましん、吐き気などアレルギーの疑われる症状が出た場合には後にショックやアナフィラキシーが起こる可能性もあるので早めに医師に相談するようにしましょう。

 

妊娠中、授乳中のデキストロメトルファン(メジコン等)の使用

妊娠中の使用

妊娠中、または妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみデキストロメトルファン(メジコン等)を使用することとされています。
つまり、妊娠中にデキストロメトルファン(メジコン等)を使用できないことはないものの、使用する場合には医師の慎重な判断のもとに行う必要があるのです
これは妊娠中にデキストロメトルファン(メジコン等)が使用されてきた実績に乏しいため、必ず安全に使用できるということが確認されていないためです。

 

授乳中の使用

授乳中の女性でもデキストロメトルファン(メジコン等)を使用することは可能です。
デキストロメトルファン(メジコン等)服用中に授乳を中止する必要もありません。

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デスロラタジン(デザレックス)の効果、副作用、その他の特徴
デスロラタジン(デザレックス)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。デスロラタジン(デザレックス)は眠気等副作用が出にくいこと、いつ服用しても構わないことが特徴で使いやすい薬となっています。
セファレキシン(ケフレックス)の効果、副作用、その他の特徴
セファレキシン(ケフレックス)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファレキシン(ケフレックス)は古くから存在する第一世代のセフェム系抗生物質であり、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮します。
セファクロル(ケフラール)の効果、副作用、その他の特徴
セファクロル(ケフラール)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファクロル(ケフラール)はセフェム系抗生物質の中でも第一世代セフェム系抗生物質に分類され、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮しやすいという特徴があります。
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レスプレンは咳止めとして使用される薬です。延髄の咳中枢に作用して咳を止めます。また、レスプレンは痰を切れやすくする作用も有しています。非麻薬性鎮咳薬なので副作用が起こりにくいです。
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ミルラクトは乳糖不耐症による下痢や腹部膨満といった症状を改善する薬です。有効成分はβ−ガラクトシダーゼで、体の中で不十分なβ−ガラクトシダーゼを経口摂取して補うための薬です。
オリザチームの効果、副作用、その他の特徴
オリザチームは乳糖不耐症に伴う下痢や消化不良などの消化器症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分であるために起こりますが、オリザチームはこのβ−ガラクトシダーゼを補充することで乳糖不耐症を改善します。
カラシミーゼの効果、副作用、その他の特徴
カラシミーゼは乳糖不耐症に伴う下痢等の症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分で、乳糖が分解されないことが原因となって起こりますが、カラシミーゼはβ−ガラクトシダーゼそのもので、服用すると乳糖の分解を助けます。
ロペラミド(ロペミン)の効果、副作用、その他の特徴
ロペラミド(ロペミン)は下痢止めとして使用される薬です。腸の蠕動運動を抑制することによって腸の内容物を腸に長くとどまらせて水分の吸収を促し下痢を改善します。通常、ロペラミド(ロペミン)は非感染性の下痢に使用されます。
アセトアミノフェン(アルピニー、アンヒバ、カロナール、コカール等)
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤として広く使用されています。特に小児の解熱鎮痛に用いることのできる貴重な解熱鎮痛剤です。インフルエンザや水ぼうそうの際にも使用することができます。
フスコデの効果、副作用、その他の特徴
フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質の一種で細菌感染症の治療に用いられます。様々な種類の細菌に抗菌効果を発揮し、下痢などの消化器系の副作用が他の抗生物質よりも起こりにくいことが特徴です。
エリスロマイシン(エリスロシン)の効果、副作用、その他の特徴
エリスロマイシン(エリスロシン)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられる薬です。下痢などの消化器系の副作用が起こりにくいため、広く臨床現場で使用される抗生物質の一つとなっています。
アジスロマイシン(ジスロマック)の効果、副作用、その他の特徴
アジスロマイシン(ジスロマック)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いる薬です。効果の持続性に優れており、少ない服用回数で長期間効果が持続します。
ロキシスロマイシン(ルリッド)の効果、副作用、その他の特徴
ロキシスロマイシン(ルリッド)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられます。他のマクロライド系抗生物質と比較して、他の薬との飲み合わせに問題が起こりにくいです。
ルパタジン(ルパフィン)の効果、副作用、その他の特徴
ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。
ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴
ゾフルーザ(バロキサビル)は抗インフルエンザ薬です。1回服用するだけでインフルエンザの治療が完了する薬です。副作用が起こりにくく安全性にも優れた抗インフルエンザ薬です。

 
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