ピコスルファート(ラキソベロン)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介

ピコスルファート(ラキソベロン)の効果、副作用、その他の特徴

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ピコスルファート(ラキソベロン)は主に便秘の治療に用いられる下剤です。
大腸刺激性下剤という種類の下剤で、大腸の運動(蠕動運動)を促すことによって便が出やすくなります。
錠剤の他、小児でも飲みやすく、用量調節もしやすい内用液も存在します。
ここではこのピコスルファート(ラキソベロン)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

ピコスルファート(ラキソベロン)の効果

ピコスルファート(ラキソベロン)は大腸を刺激して、大腸の運動(蠕動運動)を促進させ、便を肛門側へと送り出すのを促します

 

便秘の方は便が長時間大腸にとどまることになります。
大腸は、そもそも水分の吸収を主な機能としています。
このため、便が大腸にとどまればとどまる程、便に含まれる水分が体内に吸収されていきます
すると、便の体積が小さくなり、大腸を刺激しにくくなるので、余計に大腸の動き(蠕動運動)が活発ではなくなります。
これによって、余計に便が排泄されにくくなるという悪循環に陥ります。
また、便が水分を失うことで、便の表面が硬くなり、大腸表面との抵抗が大きくなり、一層便が肛門方向へと送られにくくなります。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)の有効成分ピコスルファートナトリウムは大腸に存在する腸内細菌由来の酵素によって、加水分解されて、ジフェノール体という活性体になります。
このジフェノール体が、大腸に刺激を与え、大腸の運動を促し、便が肛門方向へと運ばれやすくなります

 

さらに、このジフェノール体は大腸の水分吸収を阻害する働きがあるため、便が水分を保ちやすくなります
これによって便が硬くなりにくくなり、便が肛門方向へと運ばれやすくなります。

 

このようにして、ピコスルファート(ラキソベロン)は排便を促すのです。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)の特徴

小児でも飲みやすい内用液があり、用量調節も簡単

ピコスルファート(ラキソベロン)には内用液という液体の剤形が存在します。
液体で、様々な飲み物に混ぜて服用できる薬なので、小さな子供でも飲みやすく、さらに年齢に合わせた用量調節がしやすい薬です
このため、ピコスルファート(ラキソベロン)内用液は小児にも広く使用されています。

 

胃や小腸に作用しない

ピコスルファート(ラキソベロン)の有効成分ピコスルファートナトリウムは大腸に存在する腸内細菌由来の酵素によって活性型のジフェノール体へと変換されます。
つまり、大腸に到達するまでは活性型になることはありません。
このため胃や小腸の機能に影響を与えることはありません
このため、ピコスルファート(ラキソベロン)は吐き気など胃への刺激が原因となる副作用が比較的起こりにくい大腸刺激性下剤となっています。

 

大腸刺激性下剤なので耐性が生じることがある

ピコスルファート(ラキソベロン)は大腸刺激性下剤の1つです。
大腸刺激性下剤は、連用によってその薬の使用に体が慣れてしまって、徐々に効果が出にくくなります。(耐性

 

ただ、ピコスルファート(ラキソベロン)は大腸刺激性下剤の中では比較的耐性を生じにくい薬とされています

 

ピコスルファート(ラキソベロン)を服用できない人

以下の条件に該当する方はピコスルファート(ラキソベロン)を使用することができません。

 

@急性腹痛が疑われる方
Aピコスルファート(ラキソベロン)の成分で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方
B腸管に閉塞がある、またはその疑いがある方(内用液を大腸検査前に使用する場合のみ)

 

@についてですが、急性腹痛がある方には一般的に下剤は使用されません。
ピコスルファート(ラキソベロン)のような大腸刺激性下剤を急性腹痛の方に使用すると、大腸の運動(蠕動運動)促進によって腹痛の症状が悪化することがあります。

 

次にAについてですが、過去にピコスルファート(ラキソベロン)の成分で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方は、再度ピコスルファート(ラキソベロン)を服用した際にも、過敏症(薬物アレルギー)を起こす確率が高くなります。
過敏症(薬物アレルギー)も重症になると、呼吸困難、血圧低下、意識消失が起こり、死に至ることもあります。
そういったリスクを避けるためにも、過去にピコスルファート(ラキソベロン)の成分で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方はピコスルファート(ラキソベロン)を使用できないこととされています。

 

最後にBについてですが、腸管に閉塞のある方、又はその疑いのある方がピコスルファート(ラキソベロン)液を用いて大腸検査前処置を行った場合、腸の運動(蠕動運動)の亢進により腸管の閉塞による症状が悪化し、腸管穿孔(腸に穴が空くこと)に至る恐れがあります。
こういった事態を避けるためにも、腸管に閉塞のある方、又はその疑いのある方はピコスルファート(ラキソベロン)液を用いて大腸検査前処置を行うことができません。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)液の用法用量

便秘に対して使用する場合

成人が使用する場合には、通常1回に10〜15滴服用します。
これを1日1回服用します。

 

小児が使用する場合には、年齢に応じて1回に以下の量を服用します。

 

年齢6ヵ月以下:2滴(0.13mL)
年齢7〜12ヵ月:3滴(0.20mL)
年齢1〜3才:6滴(0.40mL)
年齢4〜6才:7滴(0.46mL)
年齢7〜15才:10滴(0.67mL)

 

これを1日1回服用します。

 

術後の排便補助に用いる場合

通常、成人は1回に10〜15滴を服用します。
これを1日1回服用します。

 

造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進に用いる場合

通常、成人は1回に6〜15滴を服用します。

 

手術前における腸管内容物の排除に用いる場合

通常、成人は1回に14滴を服用します。

 

大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除に用いる場合

通常、成人は検査の10〜15時間前に20mLを服用します。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)錠2.5mgの用法用量

便秘に用いる場合

通常、成人の場合、1回にピコスルファート(ラキソベロン)錠2.5mgを2〜3錠を服用します。
これを1日1回服用します。

 

また、7〜15歳の小児の場合は、1回にピコスルファート(ラキソベロン)錠2.5mgを2錠を服用します。
これを1日1回服用します。

 

術後排便補助、造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進に用いる場合

通常、成人の場合、1回にピコスルファート(ラキソベロン)錠2.5mgを2〜3錠を服用します。
これを1日1回服用します。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)内用液の味は?

先発医薬品のラキソベロン内用液には風味はつけてありません
ただ、甘味はある薬で比較的飲みやすくできています

 

ピコスルファート(ラキソベロン)内用液は何に混ぜても構わない?

ピコスルファート(ラキソベロン)内用液はコップ一杯の水に必要量を滴下して、それを服用することとされています。
しかし、緑茶、紅茶、コーラ、オレンジジュース、カルピス、牛乳に混ぜても有効性に問題ないとされています
もし、こういった飲み物に混ぜた方が飲みやすい場合には、混ぜても構いません。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)内用液の飲み方に関して、詳しくは「ピコスルファート(ラキソベロン)内用液の使用法」をご参照下さい。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)と他の薬との飲み合わせ

ピコスルファート(ラキソベロン)と一緒に服用してはいけない薬はありません。
もし、ピコスルファート(ラキソベロン)以外に使用している薬があっても併用して構いません

 

ピコスルファート(ラキソベロン)服用中に起こる主な副作用

ピコスルファート(ラキソベロン)は比較的副作用の起こりにくい薬ではあります
副作用の調査によると、便秘、術後排便補助、造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進に用いた場合の副作用が起こる確率は1.2%でした。
ただし、腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除に用いる場合は1回の使用量が多いため、5.1%の確率で副作用が起こっています。
それでも副作用が起こる確率は比較的低いと言えます。

 

そんな中で起こりやすい副作用を挙げるとすれば、腹痛、腹部膨満感、悪心・嘔吐といった消化器症状が挙げられます。
こういった症状が現れた場合には、医師に相談してみましょう。

 

ピコスルファート(ラキソベロン)服用中に起こり得る重大な副作用

腸閉塞、腸管穿孔

腸閉塞、腸管穿孔は大腸検査前にピコスルファート(ラキソベロン)液を用いた場合に起こり得る重大な副作用です。
腸閉塞、腸管穿孔が起こった場合には、初期症状として腹痛、嘔吐等の症状が現れます。
腹痛、嘔吐等の異常があれば早めに医師に相談するようにしましょう。

 

虚血性大腸炎

虚血性大腸炎もまた、大腸検査前にピコスルファート(ラキソベロン)液を用いた場合に起こり得る重大な副作用です。
虚血性大腸炎が起こった場合には、初期症状で腹痛、嘔吐等の症状が起こることが多いです。
こういった症状が気になる場合には早めに医師に相談するようにしましょう。

 

妊娠中、授乳中のピコスルファート(ラキソベロン)の使用

妊娠中の使用

妊娠中、または妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ、ピコスルファート(ラキソベロン)を使用することとされています。
つまり、妊娠中にピコスルファート(ラキソベロン)を使用できないわけではないものの、医師の慎重な判断のもとでピコスルファート(ラキソベロン)を使用しなければなりません
妊娠中の女性がピコスルファート(ラキソベロン)を使用した経験が少なく、妊娠中の女性が必ず安全に服用できると確認できていないため、このように規定されています。

 

授乳中の使用

授乳中の女性はピコスルファート(ラキソベロン)を使用することができます。
ピコスルファート(ラキソベロン)使用中に授乳を中止する必要もありません

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酸化マグネシウム(マグミット)の効果、副作用、その他の特徴
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ジメモルファン(アストミン)の効果、副作用、その他の特徴
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ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)の効果、副作用、その他の特徴
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は咳止めとして使用される薬です。非麻薬性鎮咳薬に分類されるため、依存性、耐性は生じません。また、ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は抗コリン作用、局所麻酔作用を併せ持つ咳止めの薬です。
レスプレンの効果、副作用、その他の特徴
レスプレンは咳止めとして使用される薬です。延髄の咳中枢に作用して咳を止めます。また、レスプレンは痰を切れやすくする作用も有しています。非麻薬性鎮咳薬なので副作用が起こりにくいです。
フスタゾールの効果、副作用、その他の特徴
フスタゾールは咳止めとして使用される薬です。有効成分のクロペラスチンが延髄の咳中枢に作用することで咳を起こしにくくします。また、フスタゾールは気管支平滑筋弛緩作用、抗ヒスタミン作用も併せ持つ咳止めです。
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オリザチームの効果、副作用、その他の特徴
オリザチームは乳糖不耐症に伴う下痢や消化不良などの消化器症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分であるために起こりますが、オリザチームはこのβ−ガラクトシダーゼを補充することで乳糖不耐症を改善します。
カラシミーゼの効果、副作用、その他の特徴
カラシミーゼは乳糖不耐症に伴う下痢等の症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分で、乳糖が分解されないことが原因となって起こりますが、カラシミーゼはβ−ガラクトシダーゼそのもので、服用すると乳糖の分解を助けます。
ロペラミド(ロペミン)の効果、副作用、その他の特徴
ロペラミド(ロペミン)は下痢止めとして使用される薬です。腸の蠕動運動を抑制することによって腸の内容物を腸に長くとどまらせて水分の吸収を促し下痢を改善します。通常、ロペラミド(ロペミン)は非感染性の下痢に使用されます。
アセトアミノフェン(アルピニー、アンヒバ、カロナール、コカール等)
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤として広く使用されています。特に小児の解熱鎮痛に用いることのできる貴重な解熱鎮痛剤です。インフルエンザや水ぼうそうの際にも使用することができます。
フスコデの効果、副作用、その他の特徴
フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質の一種で細菌感染症の治療に用いられます。様々な種類の細菌に抗菌効果を発揮し、下痢などの消化器系の副作用が他の抗生物質よりも起こりにくいことが特徴です。
エリスロマイシン(エリスロシン)の効果、副作用、その他の特徴
エリスロマイシン(エリスロシン)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられる薬です。下痢などの消化器系の副作用が起こりにくいため、広く臨床現場で使用される抗生物質の一つとなっています。
アジスロマイシン(ジスロマック)の効果、副作用、その他の特徴
アジスロマイシン(ジスロマック)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いる薬です。効果の持続性に優れており、少ない服用回数で長期間効果が持続します。
ロキシスロマイシン(ルリッド)の効果、副作用、その他の特徴
ロキシスロマイシン(ルリッド)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられます。他のマクロライド系抗生物質と比較して、他の薬との飲み合わせに問題が起こりにくいです。
ルパタジン(ルパフィン)の効果、副作用、その他の特徴
ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。
ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴
ゾフルーザ(バロキサビル)は抗インフルエンザ薬です。1回服用するだけでインフルエンザの治療が完了する薬です。副作用が起こりにくく安全性にも優れた抗インフルエンザ薬です。

 
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