タミフルの効果、副作用、その他の特徴について詳しく解説

タミフルの効果、副作用、その他の特徴

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タミフルはインフルエンザウイルス感染症の治療に用いられる薬です。
現在、インフルエンザの治療にはタミフルの他、イナビル、リレンザ、ラピアクタの3種類の薬が主に使用されていますが、タミフルは唯一飲み薬です。
ここではタミフルの効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

タミフルの効果

タミフルの作用メカニズム

タミフルはインフルエンザウイルスの持つノイラミニダーゼという酵素を阻害することによってウイルスの増殖を抑えます

 

インフルエンザウイルスは自ら単独で増殖することはできません。
人など生命体の細胞内に入り込み、その細胞の機能を利用して初めて増殖することができます。
インフルエンザウイルスが感染して潜伏する細胞のことを宿主細胞といいます。
宿主細胞で増殖したインフルエンザウイルスは、宿主細胞から抜け出し、それぞれ新たな宿主細胞を見つけて侵入し、増殖するということを繰り返します。

 

インフルエンザウイルスは宿主細胞を抜け出す時に脱殻といって、細胞を突き破って細胞の外へと出ていきます。
この脱殻の時に必要となるのがインフルエンザウイルスの持つノイラミニダーゼという酵素です
そして、タミフルの有効成分オセルタミビルはこのノイラミニダーゼが働かないようにする薬です。
つまり、タミフルによってインフルエンザウイルスは宿主細胞を抜け出すことができず、結果として増殖が妨げられます。
このようにしてタミフルは抗インフルエンザ効果を発揮します

 

タミフルを服用することで一体どういった効果があるのか?

タミフルを服用することでインフルエンザウイルス感染症の経過にどういった影響があるのかというと、臨床現場での試験ではタミフルを服用することでインフルエンザの症状が出る期間が35.7時間短縮されました。
つまり、タミフルを服用することでインフルエンザの症状で苦しむ期間を1日半ほど短縮できるのです

 

ちなみにタミフルはインフルエンザウイルス感染の予防のために使用されることがあります。
臨床現場での試験では、タミフルを服用しない場合には8.5%の確率でインフルエンザを他人からうつされたのに対し、タミフルを服用した場合にはその確率が1.3%まで減少しました。

 

タミフルを使用できない人

過去にタミフルを使用して過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことのある人はタミフルを使用することができません。
こういった方が再度タミフルを使用すると再び過敏症を引き起こし、場合によってはショック(意識消失、呼吸困難など)を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあるためです。

 

また、タミフルは10代の未成年者には原則として使用されません。
これは2005年から2007年にかけて相次いで起こった、タミフル服用中の異常行動、転落事故のためです。
タミフル服用中に高所からの転落事故は主に10代の未成年で起こりました。
このことから10代の未成年に対してはタミフルの使用は控えることとされています。

 

タミフルの使用方法

タミフルはインフルエンザウイルス感染症の治療に用いられる他、インフルエンザウイルスの感染予防のためにも使用されます。
治療に用いる場合と予防に用いる場合とで使用方法が異なります。

 

インフルエンザの治療に用いられる

成人や体重37.5kg以上の人の場合は、1回に75mgを1日2回、5日間服用します。
タミフルカプセル75の場合は1回に1カプセル、タミフルドライシロップ3%の場合は1回に2.5gを服用します。

 

体重37.5kg未満の場合、1回2mg/kg(タミフルドライシロップ3%の場合0.0667g/kg)を1日2回5日間服用します。

 

インフルエンザの予防に用いる場合

成人や体重37.5kg以上の人の場合は、1回に75mgを1日1回、7〜10日間服用します。
タミフルカプセル75の場合は1回に1カプセル、タミフルドライシロップ3%の場合は1回に2.5gを服用します。

 

体重37.5kg未満の場合、1回2mg/kg(タミフルドライシロップ3%の場合0.0667g/kg)を1日1回10日間服用します。

 

つまり、予防に用いる場合は、1回に使用する量は治療に用いる場合と同じで、服用する回数を1日1回に減らします。

 

ちなみにタミフルによるインフルエンザウイルス感染予防効果は、タミフルを服用している期間のみ有効です。
タミフルの服用を中止すると、予防効果はなくなります。

 

タミフルはインフルエンザの発症が出て2日以内に使用しなければいけません

タミフルをインフルエンザの治療に用いる場合はインフルエンザの症状を発症してから2日以内に使用開始しなければいけません。
それ以降に使用を開始した場合のタミフルの有効性は確認されていないからです。
というのも、インフルエンザウイルスは発症後48時間後には体内でのウイルス数がピークに達します。
つまり発症後48時間がインフルエンザウイルスの増殖が盛んな時期なのです。
タミフルはウイルスの増殖を抑える薬なので、増殖が盛んな時期に使用しておかなければ使用しても効果が得られにくいのです。

 

ちなみにタミフルをインフルエンザウイルスの感染予防に用いる場合はインフルエンザウイルス感染者と接触してから2日以内にタミフルの使用を開始しなければなりません。
感染者と接触してから2日以上経過してからタミフルの使用を開始した場合の感染予防効果は確認されていません。

 

タミフルの特徴

飲み薬なので使いやすい

インフルエンザの治療薬にはタミフル以外に、イナビル、リレンザ、ラピアクタが主に使用されています。
イナビルとリレンザは吸入薬でラピアクタは点滴薬です。

 

しかし、タミフルは内服薬です。
吸入薬のように使用法が面倒ではなく、点滴薬のように痛みなどの苦痛はありません。
抗インフルエンザ薬の中では最も使用しやすいと言えるでしょう

 

5日間飲み続けなければならない

タミフルは一度飲み始めると5日間飲み続ける必要があります
これはタミフルに対して耐性を持つインフルエンザウイルスを生み出さないようにするためです。
このためには5日間飲み続けて、体内のウイルスをしっかり殺し切ってしまう必要があります。

 

異常行動が問題となり10代には原則使用されない

前述の通り、10代のタミフル服用中の患者で異常行動による転落事故が頻発したため、10代の未成年には原則として使用することができません。

 

タミフルが効きにくい耐性ウイルスが出現している

特に日本ではインフルエンザの際にタミフルが多く使用されてきました。
一方で、5日間飲み続けず、症状がよくなったら服用を中止する人も多くみられました。
これによって、タミフルが効きにくい耐性ウイルスが近年みられるようになってきました

 

これからはもしかしたらインフルエンザになってタミフルを使用してもあまり効かなかったということが出てくるかもしれません。

 

タミフルドライシロップは苦い

タミフルドライシロップは苦みがある粉薬です
なかなか薬を飲むことができない子供も多いようです。
それでも5日間飲み続けなければいけません。

タミフル服用中に起こる主な副作用

タミフルは発売後に行われた副作用調査では使用した人の5%程度に服用がみられました。
これは比較的少ない頻度であり、タミフルは副作用が出にくい薬と言えます。
敢えて代表的な副作用を挙げるとすれば下痢、嘔吐、腹痛といった消化器症状です。

 

ただ、こういった症状はインフルエンザウイルス感染が原因となって起こることもあるので、必ずしもタミフルの副作用とは言えません。

 

タミフル服用中に起こる重大な副作用

起こる頻度は少ないものの、起こると重大なタミフルの副作用としては、タミフルの薬物アレルギーによるショック(意識消失、呼吸困難など)、肺炎、肝機能障害、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンスジョンソン症候群)や中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの皮膚障害、出血性大腸炎などが挙げられます。
吸入タイプの抗インフルエンザ薬であるイナビルやリレンザと比較すると、タミフルは内服薬であるため重大な副作用はやや起こりやすいと言えます

 

タミフル服用中に起こる異常行動について

異常行動の概要とその後のタミフルの使用状況

ここまででも紹介してきた通り、2005年から2007年にかけてタミフル服用中に異常行動が起こり、高所から転落して死亡する事件も起こりました。
特に10代の未成年でこういった例が多く見られました。

 

その後、タミフルの服用と異常行動とが因果関係にあるのかどうか調査がされました。
しかし、タミフルが異常行動の引き金となったということは未だに証明されていません。
また、タミフルが異常行動の原因ではないということも証明されていません。
このため、引き続きタミフルを10代の未成年には原則使用しないこととされています。

 

タミフル以外の抗インフルエンザ薬では異常行動は起こるのか?

現在、タミフル以外に抗インフルエンザ薬として主にイナビル(吸入薬)、リレンザ(吸入薬)、ラピアクタ(点滴薬)が使用されています。
この3つの抗インフルエンザ薬でも異常行動が起こることが報告されています
このためタミフル以外の抗インフルエンザ薬を使用すれば異常行動の心配をする必要がないというわけではありません。

 

ちなみに抗インフルエンザ薬を使用していない場合でも同様の異常行動が起こることがあります
これはインフルエンザ脳症といってインフルエンザによって引き起こされる脳の障害によって起こります。
インフルエンザ脳症では、意識消失が起こったり、最悪の場合、後遺症が残ったり死に至ったりすることもあります。

 

よって、抗インフルエンザ薬を使用しなければ異常行動に注意する必要がないというわけではありません。

 

異常行動対策@:薬を使用し始めて2日間は注意して観察する

異常行動は薬を使用し始めて2日以内に起こることが多いです。
このためこの期間は特に異常行動のような症状が現れないか注意して観察しておきましょう。

 

異常行動対策A:窓に近づけない

転落事故を防ぐためには窓際に近づけないことが重要です。
静養する際にはなるべく窓から遠ざけて安静にするようにしましょう。

 

異常行動対策B:なるべく1階で静養する

静養する際には転落事故を防ぐため、一戸建ての場合はなるべく1階で静養するようにしましょう。

 

妊娠中、授乳中のタミフルの使用

妊娠中のタミフルの使用

妊婦又は妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用することとされています。

 

ただし、国立成育医療研究センターのホームページでは、妊娠中のタミフルの使用について以下のような記述があります。

 

タミフルを妊娠初期に服用したのち出産した86人の女性のうち、1人の女性から先天異常の赤ちゃんが生まれましたが、これは通常の発生率と比較して高くありませんでした。一般的にすべての妊娠において、先天異常は約3%の確率で起こると考えられています。

調査人数が少ないため、この調査結果だけから結論づけることはできませんが、先天異常をもたらすリスクは高くないものと思われます。

 

このように妊娠中に使用しても先天異常につながるリスクは少ないことが示唆されています。
ただし実際に使用する場合には必ず医師に妊娠中、又は妊娠していることを伝え、相談した上での使用となります。

 

授乳中のタミフルの使用

授乳中にタミフルを使用する場合には、授乳を中止することとされています。
これはタミフルの有効成分のオセルタミビルが乳汁中に移行することが確認されているためです。

 

ただし、国立成育医療研究センターのホームページでは、タミフルは授乳中に安全に使用できると思われる薬とされています。

 

しかし、授乳中の場合はその旨を医師に申し出て、タミフルの使用の是非は医師の判断に任せるようにしましょう。

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デスロラタジン(デザレックス)の効果、副作用、その他の特徴
デスロラタジン(デザレックス)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。デスロラタジン(デザレックス)は眠気等副作用が出にくいこと、いつ服用しても構わないことが特徴で使いやすい薬となっています。
セファレキシン(ケフレックス)の効果、副作用、その他の特徴
セファレキシン(ケフレックス)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファレキシン(ケフレックス)は古くから存在する第一世代のセフェム系抗生物質であり、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮します。
セファクロル(ケフラール)の効果、副作用、その他の特徴
セファクロル(ケフラール)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファクロル(ケフラール)はセフェム系抗生物質の中でも第一世代セフェム系抗生物質に分類され、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮しやすいという特徴があります。
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ミルラクトの効果、副作用、その他の特徴
ミルラクトは乳糖不耐症による下痢や腹部膨満といった症状を改善する薬です。有効成分はβ−ガラクトシダーゼで、体の中で不十分なβ−ガラクトシダーゼを経口摂取して補うための薬です。
オリザチームの効果、副作用、その他の特徴
オリザチームは乳糖不耐症に伴う下痢や消化不良などの消化器症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分であるために起こりますが、オリザチームはこのβ−ガラクトシダーゼを補充することで乳糖不耐症を改善します。
カラシミーゼの効果、副作用、その他の特徴
カラシミーゼは乳糖不耐症に伴う下痢等の症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分で、乳糖が分解されないことが原因となって起こりますが、カラシミーゼはβ−ガラクトシダーゼそのもので、服用すると乳糖の分解を助けます。
ロペラミド(ロペミン)の効果、副作用、その他の特徴
ロペラミド(ロペミン)は下痢止めとして使用される薬です。腸の蠕動運動を抑制することによって腸の内容物を腸に長くとどまらせて水分の吸収を促し下痢を改善します。通常、ロペラミド(ロペミン)は非感染性の下痢に使用されます。
アセトアミノフェン(アルピニー、アンヒバ、カロナール、コカール等)
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤として広く使用されています。特に小児の解熱鎮痛に用いることのできる貴重な解熱鎮痛剤です。インフルエンザや水ぼうそうの際にも使用することができます。
フスコデの効果、副作用、その他の特徴
フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質の一種で細菌感染症の治療に用いられます。様々な種類の細菌に抗菌効果を発揮し、下痢などの消化器系の副作用が他の抗生物質よりも起こりにくいことが特徴です。
エリスロマイシン(エリスロシン)の効果、副作用、その他の特徴
エリスロマイシン(エリスロシン)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられる薬です。下痢などの消化器系の副作用が起こりにくいため、広く臨床現場で使用される抗生物質の一つとなっています。
アジスロマイシン(ジスロマック)の効果、副作用、その他の特徴
アジスロマイシン(ジスロマック)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いる薬です。効果の持続性に優れており、少ない服用回数で長期間効果が持続します。
ロキシスロマイシン(ルリッド)の効果、副作用、その他の特徴
ロキシスロマイシン(ルリッド)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられます。他のマクロライド系抗生物質と比較して、他の薬との飲み合わせに問題が起こりにくいです。
ルパタジン(ルパフィン)の効果、副作用、その他の特徴
ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。
ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴
ゾフルーザ(バロキサビル)は抗インフルエンザ薬です。1回服用するだけでインフルエンザの治療が完了する薬です。副作用が起こりにくく安全性にも優れた抗インフルエンザ薬です。

 
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