トラネキサム酸(トランサミン)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく解説

トラネキサム酸(トランサミン)の効果、副作用、その他の特徴

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トラネキサム酸(トランサミン)は出血が起こっている時の止血薬、扁桃炎や咽頭炎に伴う咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状の改善薬、湿疹やじんましんに伴う紅斑・腫脹・そう痒等の症状の改善薬として用いられる薬です。
錠剤やカプセルの他、散剤(粉薬)やシロップ薬といった剤形も存在します。
ここではこのトラネキサム酸(トランサミン)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

トラネキサム酸(トランサミン)の効果

トラネキサム酸(トランサミン)は人の体内でプラスミンという物質の働きを抑えることによって、以下のような作用を発揮します。

 

止血作用

トラネキサム酸(トランサミン)はプラスミンの働きを抑えることによって止血作用を発揮します。
血液が凝固する際にはフィブリンという繊維状のタンパク質と血小板とが組み合わさります。
これによって血液の塊ができて止血します。

 

しかし、人の体内にはこのフィブリンを溶かすプラスミンという物質が働いています。
トラネキサム酸はこのプラスミンの働きを抑え、フィブリンが溶けないようにすることで止血を促す効果があるのです。

 

このためトラネキサム酸(トランサミン)は止血剤として使用されるのです。

 

抗炎症、抗アレルギー作用

人の体の中で炎症、アレルギー反応を引き起こすのに関与する物質の1つにキニンという物質があります。
このキニンの産生を促すのがプラスミンです。
トラネキサム酸(トランサミン)はプラスミンの働きを抑制するためキニンの産生量を減少させます。
つまり、トラネキサム酸(トランサミン)はキニンが引き起こす炎症、アレルギー反応を抑える効果があるのです。

 

トラネキサム酸(トランサミン)の特徴

副作用が起こりにくい薬

トラネキサム酸(トランサミン)は比較的副作用が出にくい薬です。
副作用の調査で最も高頻度に起こった副作用は食欲不振でしたが、起こった確率は0.61%と、非常に低い確率でした。

 

0歳児、妊娠中、授乳中の女性でも使用できる薬

トラネキサム酸(トランサミン)は1965年に販売開始された、古くから存在する薬です。
このため臨床現場での使用経験が豊富で、子供、妊娠中、授乳中の女性などあらゆる患者さんに使用しても安全に使用できることが確認されている薬です。

 

子供の場合は生後すぐにでも使用することが可能となっています。
また、妊娠中、授乳中の女性が服用しても構わないこととされています。

 

トラネキサム酸(トランサミン)を服用できない人

トロンビンを使用中の方はトラネキサム酸(トランサミン)を服用できません。
トロンビンは血液が凝固する過程で重要な働きをする物質です。
一方、トラネキサム酸(トランサミン)は血液の塊を構成する主要物質であるフィブリンを溶かす働きのあるプラスミンの働きを妨げる薬です。
つまり、トラネキサム酸(トランサミン)は血液の塊が溶けないようにする薬です。

 

もしトラネキサム酸(トランサミン)とトロンビンとを併用すると、血液がより固まりやすい状態となり血栓ができやすくなります。
これによって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるため、トロンビンを使用中の方はトラネキサム酸(トランサミン)を服用できないこととされているのです。

 

トラネキサム酸(トランサミン)の用法用量

シロップの場合

トラネキサム酸(トランサミン)シロップ5%の1日量は年齢に応じて表の通りに決まります。

 

年齢 トラネキサム酸(トランサミン)シロップの1日服用量
1歳未満 1.5〜4mL
2〜3歳 3〜7mL
4〜6歳 5〜13mL
7〜14歳 8〜20mL
15歳以上 15〜40mL

 

これを1日3〜4回に分割して服用します。

 

錠剤、カプセル、散剤の場合

成人の場合、通常1日に750mg〜2000mgを服用します。
各剤形の1日の服用量は以下の通りです。

 

剤形 成人の1日服用量
トラネキサム酸(トランサミン)錠250mg 3〜8錠
トラネキサム酸(トランサミン)錠500mg 2〜4錠
トラネキサム酸(トランサミン)カプセル250mg 3〜8カプセル
トランサミン散50% 1.5〜4g

 

これを1日3〜4回に分割して服用します。

 

トラネキサム酸(トランサミン)シロップの味は?

先発医薬品のトランサミンシロップ5%はオレンジ味のシロップです。
比較的甘く、飲みやすい薬と言えます

 

トラネキサム酸(トランサミン)と他の薬との飲み合わせ

併用してはいけない薬

  • トロンビン(注射薬)

トラネキサム酸(トランサミン)はトロンビンという薬とは併用することができません。
トロンビンは血液の凝固に深く関わっている成分で、注射薬として使用されます。
また、トラネキサム酸(トランサミン)も血液の凝固を促す成分です。
もし、トラネキサム酸(トランサミン)とトロンビンを併用すると、血液の凝固がより起こりやすくなって血栓ができやすくなります。

 

併用できるものの注意が必要な薬

  • ヘモコアグラーゼ(レプチラーゼ)

ヘモコアグラーゼ(レプチラーゼ)は止血薬として用いられる注射薬です。
トラネキサム酸(トランサミン)とヘモコアグラーゼ(レプチラーゼ)とを大量に併用した場合、血栓ができやすくなります。
これによって、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。

 

  • バトロキソビン(デフィブラーゼ)

バトロキソビン(デフィブラーゼ)は血液を固まりにくくして血液循環を改善する薬で、突発性難聴や閉塞性動脈硬化症などの治療に用いられます。
トラネキサム酸(トランサミン)とバトロキソビン(デフィブラーゼ)とを併用すると、血栓ができやすくなります。
脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高まるので注意が必要です。

 

  • 凝固因子製剤 (エプタコグアルファ等)

凝固因子製剤は血液が固まる時に必要な物質を補充するための薬です。
トラネキサム酸(トランサミン)と凝固因子製剤とを併用すると、より血液が固まりやすくなります。
これによって脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。

 

トラネキサム酸(トランサミン)服用中に起こる主な副作用

ここではトラネキサム酸(トランサミン)服用中に起こりやすい主な副作用を紹介します。

 

まず、トラネキサム酸(トランサミン)は副作用が起こりにくい薬ではあります。
少ない副作用の中であえて代表例を挙げるとすれば、吐き気、食欲不振といった消化器症状です。
しかし、これらも起こる確率は1%以下となっており、比較的安全な薬と言えるでしょう。

 

トラネキサム酸(トランサミン)服用中に起こり得る重大な副作用

ここでは頻度は少ないものの、起こると重大な問題となるトラネキサム酸(トランサミン)の副作用を紹介します。

 

けいれん

トラネキサム酸(トランサミン)を服用中にはけいれんが起こることがあります。
ただし、これは人工透析患者で報告されている副作用であり、一般的にはあまり起こらないと考えられます。

 

妊娠中、授乳中のトラネキサム酸(トランサミン)の服用

妊娠中の使用

トラネキサム酸(トランサミン)は妊娠中、または妊娠している可能性のある女性が服用しても構わない薬です。

 

授乳中の使用

トラネキサム酸(トランサミン)は授乳中の母親が服用しても構わない薬です。
トラネキサム酸(トランサミン)服用中に授乳をしても構いません。

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デスロラタジン(デザレックス)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。デスロラタジン(デザレックス)は眠気等副作用が出にくいこと、いつ服用しても構わないことが特徴で使いやすい薬となっています。
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セファレキシン(ケフレックス)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファレキシン(ケフレックス)は古くから存在する第一世代のセフェム系抗生物質であり、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮します。
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セファクロル(ケフラール)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファクロル(ケフラール)はセフェム系抗生物質の中でも第一世代セフェム系抗生物質に分類され、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮しやすいという特徴があります。
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ジメモルファン(アストミン)の効果、副作用、その他の特徴
ジメモルファン(アストミン)は咳止めとして使用される薬です。この薬は延髄の咳中枢に作用することで咳を止めます。比較的副作用の出にくい薬ですが、耐糖能異常を起こすこともあるので糖尿病の方はジメモルファン(アストミン)を服用する際にはより注意が必要です。
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)の効果、副作用、その他の特徴
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は咳止めとして使用される薬です。非麻薬性鎮咳薬に分類されるため、依存性、耐性は生じません。また、ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は抗コリン作用、局所麻酔作用を併せ持つ咳止めの薬です。
レスプレンの効果、副作用、その他の特徴
レスプレンは咳止めとして使用される薬です。延髄の咳中枢に作用して咳を止めます。また、レスプレンは痰を切れやすくする作用も有しています。非麻薬性鎮咳薬なので副作用が起こりにくいです。
フスタゾールの効果、副作用、その他の特徴
フスタゾールは咳止めとして使用される薬です。有効成分のクロペラスチンが延髄の咳中枢に作用することで咳を起こしにくくします。また、フスタゾールは気管支平滑筋弛緩作用、抗ヒスタミン作用も併せ持つ咳止めです。
ブロムヘキシン(ビソルボン)の効果、副作用、その他の特徴
ブロムヘキシン(ビソルボン)は去痰薬で、内服薬の錠剤、散剤に加え、吸入薬、注射薬が存在します。ブロムヘキシン(ビソルボン)はネバネバした痰をサラサラにして、さらに線毛運動を促進することによって痰を切れやすくします。
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フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
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クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質の一種で細菌感染症の治療に用いられます。様々な種類の細菌に抗菌効果を発揮し、下痢などの消化器系の副作用が他の抗生物質よりも起こりにくいことが特徴です。
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ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。
ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴
ゾフルーザ(バロキサビル)は抗インフルエンザ薬です。1回服用するだけでインフルエンザの治療が完了する薬です。副作用が起こりにくく安全性にも優れた抗インフルエンザ薬です。

 
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