ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく解説

ゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴

このエントリーをはてなブックマークに追加

ゾフルーザ(バロキサビル)はA型、およびB型のインフルエンザウイルス感染症に対する治療薬です。
タミフル(オセルタミビル)、イナビル(ラニナミビル)、リレンザ(ザナミビル)といった従来から広く使われてきたインフルエンザの治療薬とは異なる作用メカニズムでインフルエンザに対する治療効果を発揮する薬です。
ここではこのゾフルーザ(バロキサビル)の効果、副作用、その他の特徴について詳しく紹介します。

ゾフルーザ(バロキサビル)の効果

ゾフルーザ(バロキサビル)はインフルエンザウイルスが人の細胞内でタンパク質を合成する過程を阻害する薬です
キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬とも呼ばれています。

 

インフルエンザウイルスは自らにタンパク質を合成する機能を持ち合わせていません。
このため、人などに感染してその機能を利用することでタンパク質を合成し増殖していきます。
しかし、ゾフルーザ(バロキサビル)の薬効によって、タンパク質合成が行うことができなくなると、インフルエンザウイルスの構造中に必要なパーツを作ることができず、結果増殖することができなくなります。

 

では、ここからはより詳細にゾフルーザ(バロキサビル)の作用メカニズムを知るために、インフルエンザウイルスの増殖過程について詳しく紹介します。

 

人の体内でのインフルエンザウイルスの増殖メカニズム

人の体内に侵入したインフルエンザウイルスは人の細胞の内部へ侵入します。
細胞の内部に侵入したインフルエンザウイルスは人の細胞の機能を利用して、ウイルス増殖のために必要な、@遺伝情報を持つRNA鎖の複製、Aウイルスの構造上必要なタンパク質の合成を主に行います。
ゾフルーザ(バロキサビル)の作用点はAウイルスの構造上必要なタンパク質の合成過程であるため、こちらについて詳しく説明していきます。

 

タンパク質の合成のためには、遺伝情報を持つRNA鎖をコピーしたmRNAというものを作る必要があります。
しかし、インフルエンザウイルスは自分自身の力ではmRNAを作り出すことができません。
具体的には、mRNAの合成を開始しますという目印であるキャップ構造というものと、mRNAの終末部を意味するポリA鎖という構造をインフルエンザウイルス自らが持っていません。
そこで感染した人の細胞内に存在するmRNAを利用します。
人由来のmRNAの先端にキャップ構造、末端にポリA鎖が存在します。

 

まず、インフルエンザウイルスは人のmRNAのキャップ構造を切り取り、それをウイルスの遺伝情報を持つRNAに結合させます。
このキャップ構造を切り取る過程にはインフルエンザウイルスが持つタンパク質の1つであるキャップ依存性エンドヌクレアーゼが関与しています。
すると、そのキャップ構造から伸びていくように、インフルエンザウイルスの遺伝情報をコピーしたmRNAを合成していきます。

 

そして、インフルエンザウイルスは人由来のmRNAからポリA鎖も切り取り、インフルエンザウイルスの遺伝情報をコピーしたmRNA鎖の末端に結合させます。

 

このようにして、人のmRNAのキャップ構造とポリA鎖を持つインフルエンザの遺伝情報を持つmRNAを作り出すことが可能となります。
このようにしてできたmRNAが人の細胞内のタンパク質合成器官であるリボソームへと送られ、そのmRNAの中にある遺伝情報を元にインフルエンザウイルスの構造に必要なタンパク質が合成されるのです。

 

ゾフルーザ(バロキサビル)はインフルエンザのmRNA合成過程を阻害する

ゾフルーザ(バロキサビル)はここまでで主に紹介してきた人の細胞内でのインフルエンザウイルスのタンパク質合成過程を阻害する薬です。
有効成分バロキサビルはインフルエンザウイルスの持つキャップ依存性エンドヌクレアーゼの働きを阻害することで、インフルエンザウイルスが人のmRNAのキャップ構造を切り取ることができないようにします
これによってインフルエンザウイルスの遺伝情報をコピーしたmRNAが作られなくなり、結果、インフルエンザウイルスに必要なタンパク質が合成されなくなるのです。

 

ゾフルーザ(バロキサビル)の特徴

1回の服用でインフルエンザに対する治療が完了する

ゾフルーザ(バロキサビル)は1回の服用でインフルエンザの治療が完了する薬です。
飲み薬タイプの抗インフルエンザ薬にはタミフル(オセルタミビル)がありますが、これは1日2回5日間服用をし続ける必要があります。
ゾフルーザ(バロキサビル)はタミフルの服薬ストレスを解消した薬となっています。

 

また、1回の使用でインフルエンザの治療が完了する薬は他にイナビル(ラニナミビル)がありますが、これは粉末を吸入するタイプの薬で、吸入が難しかったり、粉の吸入刺激によって喘息発作を引き起こしたりする欠点がありました。
ゾフルーザは飲み薬なので、これらイナビル(ラニナミビル)の欠点を解消した薬とも言えます。

 

小さな錠剤で飲みやすい

ゾフルーザ(バロキサビル)はとても小さな錠剤になっています。
10mg錠は直径5mmの大きさとなっており、小さなお子さんでも飲みやすくなっています。
20mg錠は楕円形ですが、長径が8mmでこれも比較的小さな錠剤です。

 

ただ、錠剤しか存在しないため、この大きさが服用できない方には使用することができません。

 

副作用が起こりにくい

ゾフルーザ(バロキサビル)は副作用が起こりにくい薬です。
臨床試験の結果では12歳以上では全体の5.4%、12歳未満では全体の3.8%に副作用が起こったという報告があり、これは医薬品の副作用が起こる確率としては非常に低水準です。
ゾフルーザ(バロキサビル)は安全面でも非常に優れた薬と言えるでしょう。

 

腎機能障害の方でも安心して使用できる

抗インフルエンザ薬の飲み薬には他にタミフル(オセルタミビル)がありますが、有効成分のオセルタミビルは体内に吸収された後に、腎臓から尿と一緒に排泄される性質を持ちます。
しかし、腎機能が低下している方の場合は有効成分のオセルタミビルが体外へ排出されにくくなり、体内に貯留し、副作用が起こりやすくなります。
このため、透析患者など腎機能が低下している方はタミフル(オセルタミビル)の量を調節しながら服用する必要がありました。

 

しかし、ゾフルーザ(バロキサビル)の有効成分バロキサビルは尿と一緒に排出されるわけではなく、主に肝臓で代謝を受けて体内から消失する薬です。
このため、腎機能が低下している方でも用量の調節を行うことなく安全に使用することができるのです。

 

インフルエンザ感染予防のための使用は認められていない

タミフル(オセルタミビル)、イナビル(ラニナミビル)、リレンザ(ザナミビル)はインフルエンザ感染予防のために使用することができます。
しかし、ゾフルーザ(バロキサビル)はインフルエンザ感染予防目的の使用は認められていません
あくまで、インフルエンザ感染者の治療目的でのみ使用される薬です。

ゾフルーザ(バロキサビル)を使用できない人(禁忌)

ゾフルーザ(バロキサビル)が服用できない禁忌に該当する項目は存在しません。
また、ゾフルーザ(バロキサビル)との併用に注意を要する薬も特にありません。
つまり、持病の有無、併用薬の有無にかかわらず、ゾフルーザ(バロキサビル)を使用することができます。

 

ゾフルーザ(バロキサビル)の用法用量

12歳未満の場合

ゾフルーザ(バロキサビル)は1回のみの服用となります。
12歳未満の場合は体重によって用量が以下のように決定します。

 

10kg以上20kg未満・・・ゾフルーザ(バロキサビル)錠10mgを1錠服用
20kg以上40kg未満・・・ゾフルーザ(バロキサビル)錠20mgを1錠服用
40kg以上・・・ゾフルーザ(バロキサビル)錠20mgを2錠服用

 

12歳以上の場合

12歳未満の場合と同様に、1回のみの服用となります。
体重に応じて、以下の通りに用量が決定します。

 

80kg未満・・・ゾフルーザ(バロキサビル)錠20mgを2錠服用
80kg以上・・・ゾフルーザ(バロキサビル)錠20mgを4錠服用

 

ゾフルーザ(バロキサビル)と他の薬との飲み合わせ

ゾフルーザ(バロキサビル)と一緒に服用してはいけない薬は存在しません。
併用する上で中止が必要な薬も特にないため、他の病気で薬を使用している方でも飲み合わせの心配をすることなく安心して使用できる薬です。

 

ゾフルーザ(バロキサビル)服用中に起こる主な副作用

ゾフルーザ(バロキサビル)は比較的副作用が起こりにくい薬です。
12歳以上を対象とした臨床試験では、全体の5.4%、12歳未満を対象とした臨床試験では全体の3.8%で副作用が起こったという報告があります。
これは副作用が起こる確率としては低い水準であると言えます。

 

そんな中で起こる頻度が高かった副作用に下痢が挙げられます。
ゾフルーザ(バロキサビル)を服用後に下痢が起こった場合には、薬の副作用である可能性があるので、処方医に相談しましょう。

 

他の抗インフルエンザ薬同様に異常行動にも注意が必要

イナビル(ラニナミビル)、タミフル(オセルタミビル)、リレンザ(ザナミビル)など他の抗インフルエンザ薬を使用中に、高所からの飛び降り事故などの異常行動が起こることがありました。
ゾフルーザ(バロキサビル)を使用する際にも、異常行動の発生に注意が必要です

 

異常行動が抗インフルエンザ薬によって引き起こされたのかそうでないのかは未だに明らかになっていません。
そして、抗インフルエンザ薬を使用していない場合にも異常行動が起こることがあります。
これはインフルエンザウイルスの合併症でインフルエンザ脳症が起こることがあり、これが異常行動の発生に影響することがあるからです。

 

このため、ゾフルーザ(バロキサビル)を使用中にも異常行動の発生に注意が必要なのです。
小児がゾフルーザ(バロキサビル)を使用する場合、インフルエンザの症状が現れてから少なくとも2日間は親が目を離さないようにしましょう
また、窓際に近づけて寝かせないようにしましょう

 

妊娠中、授乳中のゾフルーザ(バロキサビル)の使用

妊娠中のゾフルーザ(バロキサビル)の使用

妊娠中、または妊娠している可能性のある女性は治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみゾフルーザ(バロキサビル)を使用することとされています。
つまり、妊娠中の女性でも使用できないわけではないものの、使用するかどうかは医師の慎重な判断が必要だということです。
これは妊娠している女性のインフルエンザ治療にゾフルーザ(バロキサビル)を使用した実績が少なく、安全だとは言い切れないためです。
ちなみに、ラット、ウサギを用いた動物実験では、妊娠した動物にゾフルーザ(バロキサビル)を使用しても奇形を持つ子供が生まれやすくなる傾向はみられませんでした。

 

授乳中のゾフルーザ(バロキサビル)の使用

授乳中の母親がゾフルーザ(バロキサビル)を使用する場合には、授乳は避けることとされています。
ラットを用いた動物実験で有効成分バロキサビルが乳汁中へと移行することが報告されているため、授乳中の母親がゾフルーザ(バロキサビル)を使用すると、母乳を通じて乳児も間接的に有効成分バロキサビルを摂取することになってしまうためです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ページ

アレグラ(フェキソフェナジン)の効果、副作用、その他の特徴
アレグラ(フェキソフェナジン)は主に抗ヒスタミン作用によってアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの症状を改善する薬です。アレグラ(フェキソフェナジン)は眠気や痙攣といった抗ヒスタミン薬によくある副作用を起こしにくく安全性の高い薬です。
アレロック(オロパタジン)の効果、副作用、その他の特徴
アレロック(オロパタジン)は第2世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性疾患に使用されます。アレロック(オロパタジン)は第世代抗ヒスタミン薬の中ではアレルギーを抑える効果は強力ですが、眠気や口渇といった副作用は比較的起こりやすいです。
フロモックス(セフカペンピボキシル)の効果、副作用、その他の特徴
フロモックス(セフカペンピボキシル)はセフェム系抗生物質で感染症の治療に使用されます。フロモックス(セフカペンピボキシル)のよく起こる副作用は下痢で、その他重大な副作用には薬物アレルギーや低カルニチン血症による低血糖が挙げられます。
ナウゼリン(ドンペリドン)の効果、副作用、その他の特徴
ナウゼリン(ドンペリドン)は吐き気止めとして使用される薬です。胃の中の内容物を腸へと送るのを促し、さらに下部食道括約筋を収縮させることで胃内容物の食道への逆流を防ぎます。副作用は起こりにくいですが下痢、眠気、めまいを起こすことがあります。
アスベリンの効果、副作用、その他の特徴
アスベリンは咳止めとして古くから使用されている薬です。そのため安全性も確立しており、0歳から使用が可能です。副作用は起こりにくい薬ですが、まれに眠気、めまい、意識障害、吐き気、嘔吐、下痢といったことが起こることがあります。
イナビルの効果、副作用、その他の特徴
イナビルはインフルエンザウイルス感染症の治療、及び予防のために使用される吸入タイプの薬です。一度吸入すると持続的効果が得られるため、薬を1回使用するだけで済むことが特徴です。タミフルやリレンザ同様に異常行動への注意は必要となります。
アモキシシリン(サワシリン、パセトシン、ワイドシリン、アモリン)の効果、副作用、その他の特徴
アモキシシリン(サワシリン、パセトシン、ワイドシリン、アモリン)はペニシリン系抗生物質で細菌感染症に用いられます。アモキシシリンは古くからある薬で小さな子供や妊婦、授乳中の母親にも使用されることがある抗生物質です。
リレンザの効果、副作用、その他の特徴
リレンザはインフルエンザの治療、感染予防に用いられる吸入薬です。5歳から使用可能な薬で副作用も比較的起こりにくい薬ではありますが、場合によってはアレルギーや嘔吐、下痢などの副作用が現れることがあります。異常行動にも注意が必要です。
オノン(プランルカスト)の効果、副作用、その他の特徴
オノン(プランルカスト)はロイコトリエン受容体拮抗薬で気管支喘息、アレルギー性鼻炎の治療に用いられます。オノン(プランルカスト)は予防的効果に優れている薬ですが、出てしまっている症状を抑える効果は比較的マイルドです。
タミフルの効果、副作用、その他の特徴
タミフルはインフルエンザの治療、予防に用いられる薬です。内服タイプの抗インフルエンザ薬で、誰にでも使用しやすいというメリットがあります。ただタミフル服用中に異常行動を起こす例が報告されており、注意が必要な薬でもあります。
ツロブテロール(ホクナリン、セキナリン、ベラチン)の効果、副作用、その他の特徴
ツロブテロール(ホクナリン、セキナリン、ベラチン)は気管支平滑筋を弛緩させることで気管支を拡張させ、呼吸困難、ぜんそく、咳といった症状を改善します。内服薬の他、テープ剤もあります。副作用として手足のふるえ、動悸、吐き気等に注意が必要です。
モンテルカスト(キプレス、シングレア)の効果、副作用、その他の特徴
モンテルカスト(キプレス、シングレア)は気管支喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用いられる薬です。副作用が出にくく予防的使用に適した薬ですが、出ている症状を速やかに抑えることには適さない薬です。
トスフロキサシン(オゼックス)の効果、副作用、その他の特徴
トスフロキサシン(オゼックス)は小児にも使用できるニューキノロン系抗生物質です。幅広い細菌感染に効果が出やすい抗菌薬で、他の抗生物質が効きにくい場合によく使用されます。トスフロキサシン(オゼックス)服用中には副作用で下痢が起こりやすくなります。
セチリジン(ジルテック)の効果、副作用、その他の特徴
セチリジン(ジルテック)は花粉症などのアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる抗アレルギー薬です。抗ヒスタミン薬といってヒスタミンの働きを抑える薬です。抗ヒスタミン薬の中で効果は中程度で、副作用で眠気、口渇、めまいが起こることがあります。
レボセチリジン(ザイザル)の効果、副作用、その他の特徴
レボセチリジン(ザイザル)はアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみを改善する抗ヒスタミン薬の一種です。この薬は生後6か月から服用することができます。レボセチリジン(ザイザル)服用中には眠気、口の渇きなどの副作用が起こることがあります。
エピナスチン(先発医薬品:アレジオン)の効果、副作用、その他の特徴
エピナスチン(アレジオン)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。エピナスチンは脳に影響を及ぼしにくい抗ヒスタミン薬で眠気、痙攣等の副作用が起こりにくいです。さらにエピナスチンは1日1回の服用で済む持続力の高い薬です。
メキタジン(ゼスラン、ニポラジン、ヒスポラン、ベナンザール)の効果、副作用、その他の特徴
メキタジン(ニポラジン、ゼスラン等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、かゆみの治療に用いられる第二世代抗ヒスタミン薬です。メキタジン服用中には比較的副作用は起こりにくいものの、眠気、口渇、吐き気が起こることがあります。
ケトチフェン(ザジテン、ジキリオン等)の効果、副作用、その他の特徴
ケトチフェン(ザジテン、ジキリオン等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみの治療に用いる抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬の中ではけいれんを起こしやすい薬なので小さな子供やけいれん性疾患を起こしたことがある方は注意が必要です。
オキサトミド(セルテクト、セルトミド等)の効果、副作用、その他の特徴
オキサトミド(セルテクト、セルトミド等)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、じんましん、かゆみに用いる抗ヒスタミン薬です。ドライシロップは甘く飲みやすいですが、小さな子供では副作用が起こりやすいので注意が必要です。
クロルフェニラミン(ポララミン、ネオマレルミン等)の効果、副作用、その他の特徴
クロルフェニラミン(ポララミン)は第一世代抗ヒスタミン薬で、アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみ、咳などの治療に用いられます。緑内障を悪化させるリスクや尿閉のリスクがあるため注意が必要で、その他の眠気等の副作用も起こりやすい抗ヒスタミン薬です。
シプロヘプタジン(ペリアクチン)の効果、副作用、その他の特徴
シプロヘプタジン(ペリアクチン)はアレルギー性鼻炎、感染症に伴う鼻水や咳、じんましん、かゆみの治療に用いる第一世代抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬の中では珍しく抗セロトニン作用をも併せ持っており、これはかゆみに有効です。
ロラタジン(クラリチン)の効果、副作用、その他の特徴
ロラタジン(クラリチン)はアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみの治療に用いられる第二世代抗ヒスタミン薬です。眠気、口渇などの副作用が起こりにくいと言われている第二世代抗ヒスタミン薬の中でも最も副作用の起こりにくい薬の1つです。
ペミロラスト(アレギサール、ペミラストン)の効果、副作用、その他の特徴
ペミロラスト(アレギサール、ペミラストン)はアレルギー性鼻炎、気管支喘息の治療に用いられる抗アレルギー薬です。副作用が出にくく安全に使用できますが、効果は比較的弱く予防的な治療に用いられることが多いです。
トラニラスト(リザベン)の効果、副作用、その他の特徴
トラニラスト(リザベン)は気管支喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用いられる抗アレルギー薬です。抗アレルギー効果は比較的弱いものの副作用が起こりにくい薬です。また、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療に用いられる唯一の内服薬でもあります。
オラペネム(テビペネム)の効果、副作用、その他の特徴
オラペネム(テビペネム)はカルバペネム系抗生物質で唯一の内服薬です。肺炎、副鼻腔炎、中耳炎の治療に用いられます。オラペネム(テビペネム)は各種耐性菌を含むあらゆる細菌に抗菌作用を発揮する薬で、主に他の抗生物質が効かない場合の最終手段的に使用されます。
セフジトレンピボキシル(メイアクト)の効果、副作用、その他の特徴
セフジトレンピボキシル(メイアクト)はセフェム系抗生物質であらゆる細菌感染症の治療に用いられます。セフジトレンピボキシル(メイアクト)はセフェム系の中では効く細菌の種類が多いです。ただセフジトレンピボキシル(メイアクト)服用中は下痢が起こりやすいです。
セフジニル(セフゾン)の効果、副作用、その他の特徴
セフジニル(セフゾン)は様々な感染症に用いるセフェム系抗生物質です。セフジニル(セフゾン)は鉄、アルミニウム、マグネシウムと一緒に服用すると体に吸収されにくくなり効果が弱まります。また、セフジニル(セフゾン)服用の影響で便や尿が赤色になることがあります。
セフテラム(トミロン)の効果、副作用、その他の特徴
セフテラム(トミロン)は様々な細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セフテラム(トミロン)はセフェム系の中では多くの種類の細菌に抗菌活性を発揮するタイプの薬です。トミロン細粒小児用10%は抗生物質の中では比較的飲みやすい薬です。
セフポドキシムプロキセチル(バナン)の効果、副作用、その他の特徴
セフポドキシムプロキセチル(バナン)は感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セフポドキシムプロキセチル(バナン)服用中に起こる主な副作用は下痢です。またセフポドキシムプロキセチル(バナン)は妊娠中、授乳中でも服用でき子供は生後1か月から服用できます。
ファロペネム(ファロム)の効果、副作用、その他の特徴
ファロペネム(ファロム)は様々な感染症に用いるペネム系抗生物質です。ファロペネム(ファロム)はセフェム系やペニシリン系の抗生物質と同様に細菌の細胞壁合成を阻害する薬ですが、これらより多くの菌種に抗菌作用を発揮します。またファロペネム(ファロム)は下痢を起こしやすい抗生物質です。
ホスホマイシン(ホスミシン)の効果、副作用、その他の特徴
ホスホマイシン(ホスミシン)は細菌感染症に用いられる抗生物質です。ホスホマイシン(ホスミシン)は腸管出血性大腸菌感染症(O−157など)の治療に有効性を示すことが証明された唯一の抗生物質です。
ミノサイクリン(ミノマイシン)の効果、副作用、その他の特徴
ミノサイクリン(ミノマイシン)は細菌感染症の治療に用いられる抗生物質です。ミノサイクリン(ミノマイシン)は特にニキビ(ざ瘡)やマイコプラズマ肺炎の治療に用いられることが多いです。ただ、歯や骨の形成に影響があるため、小さな子供や妊婦はほぼ使用されません。
バラシクロビル(バルトレックス)の効果、副作用、その他の特徴
バラシクロビル(バルトレックス)は単純疱疹(ヘルペス)、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹、性器ヘルペスの治療に用いられる抗ウイルス薬です。バラシクロビル(バルトレックス)はアシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)の体内への吸収率を改良した薬です。
クラバモックス、オーグメンチンの効果、副作用、その他の特徴
クラバモックス、オーグメンチンはアモキシシリンというペニシリン系抗生物質にクランブラン酸カリウムが配合されている薬で、クランブラン酸カリウムによってβ−ラクタマーゼを産生する耐性菌にも有効性を示します。
デスロラタジン(デザレックス)の効果、副作用、その他の特徴
デスロラタジン(デザレックス)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。デスロラタジン(デザレックス)は眠気等副作用が出にくいこと、いつ服用しても構わないことが特徴で使いやすい薬となっています。
セファレキシン(ケフレックス)の効果、副作用、その他の特徴
セファレキシン(ケフレックス)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファレキシン(ケフレックス)は古くから存在する第一世代のセフェム系抗生物質であり、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮します。
セファクロル(ケフラール)の効果、副作用、その他の特徴
セファクロル(ケフラール)は細菌感染症の治療に用いられるセフェム系抗生物質です。セファクロル(ケフラール)はセフェム系抗生物質の中でも第一世代セフェム系抗生物質に分類され、グラム陽性菌に抗菌作用を発揮しやすいという特徴があります。
ビラスチン(ビラノア)の効果、副作用、その他の特徴
ビラスチン(ビラノア)は2016年に発売された比較的新しい抗ヒスタミン薬です。 ビラスチン(ビラノア)は眠気、口の渇き(口渇)といった抗ヒスタミン薬に起こりやすい副作用が起こりにくいのが特徴で、効果は抗ヒスタミン薬の中では中程度です。
ベポタスチン(タリオン)の効果、副作用、その他の特徴
ベポタスチン(タリオン)はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いられる抗ヒスタミン薬です。ベポタスチン(タリオン)は第二世代抗ヒスタミン薬なので、眠気、口渇等の副作用は起こりにくいです。効果の強さは抗ヒスタミン薬の中では中程度です。
アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)の効果、副作用、その他の特徴
アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)は主に単純疱疹、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹の治療に用いられる薬です。アシクロビル(ゾビラックス、ビクロックス)は副作用が比較的起こりにくい薬ですが、下痢、肝機能異常が副作用として起こることがあります。
トラネキサム酸(トランサミン)の効果、副作用、その他の特徴
トラネキサム酸(トランサミン)は鼻血など出血が起こった際の止血薬や抗炎症薬として使用される薬です。トラネキサム酸(トランサミン)は古くから存在する薬で、小さな子供、妊婦、授乳婦が使用しても安全に使用できることが確認されている薬です。
スルタミシリン(ユナシン)の効果、副作用、その他の特徴
スルタミシリン(ユナシン)は細菌感染症に用いるペニシリン系抗生物質です。スルタミシリン(ユナシン)はβ−ラクタマーゼを産生する耐性菌に対しても有効で、ペニシリン系抗生物質の中では様々な菌種に有効性を示しやすい抗生物質です。
スプラタスト(アイピーディ)の効果、副作用、その他の特徴
スプラタスト(アイピーディ)は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患の治療に用いられる抗アレルギー薬です。スプラタスト(アイピーディ)は他の抗アレルギー薬とは異なる作用機序で働く薬で、副作用が出にくいことが特徴です。
クレマスチン(タベジールなど)の効果、副作用、その他の特徴
クレマスチン(タベジールなど)は蕁麻疹、湿疹、かゆみなどアレルギー性皮膚疾患、アレルギー性鼻炎の治療に用いられる第一世代抗ヒスタミン薬の1つです。クレマスチン(タベジールなど)服用中には特に小児に痙攣の副作用が起こりやすくなったり、眠気が起こったりするので注意が必要です。
デキストロメトルファン(メジコン等)の効果、副作用、その他の特徴
デキストロメトルファン(メジコン等)は中枢性非麻薬性鎮咳薬の一種で咳止めとして広く使用されています。デキストロメトルファン(メジコン等)は麻薬性鎮咳薬と比べて、便秘、口渇などの副作用が起こりにくく、依存性もありません。
酸化マグネシウム(マグミット)の効果、副作用、その他の特徴
酸化マグネシウム(マグミット)は主に便秘の際に緩下剤として使用されますが、制酸剤や尿路シュウ酸カリウム結石の予防にも用いられます。酸化マグネシウム(マグミット)を使用する際にはテトラサイクリン系抗生物質やニューキノロン系抗菌薬など併用薬との相互作用に注意が必要です。
ジメモルファン(アストミン)の効果、副作用、その他の特徴
ジメモルファン(アストミン)は咳止めとして使用される薬です。この薬は延髄の咳中枢に作用することで咳を止めます。比較的副作用の出にくい薬ですが、耐糖能異常を起こすこともあるので糖尿病の方はジメモルファン(アストミン)を服用する際にはより注意が必要です。
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)の効果、副作用、その他の特徴
ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は咳止めとして使用される薬です。非麻薬性鎮咳薬に分類されるため、依存性、耐性は生じません。また、ペントキシベリン(トクレス、ガイレス)は抗コリン作用、局所麻酔作用を併せ持つ咳止めの薬です。
レスプレンの効果、副作用、その他の特徴
レスプレンは咳止めとして使用される薬です。延髄の咳中枢に作用して咳を止めます。また、レスプレンは痰を切れやすくする作用も有しています。非麻薬性鎮咳薬なので副作用が起こりにくいです。
フスタゾールの効果、副作用、その他の特徴
フスタゾールは咳止めとして使用される薬です。有効成分のクロペラスチンが延髄の咳中枢に作用することで咳を起こしにくくします。また、フスタゾールは気管支平滑筋弛緩作用、抗ヒスタミン作用も併せ持つ咳止めです。
ブロムヘキシン(ビソルボン)の効果、副作用、その他の特徴
ブロムヘキシン(ビソルボン)は去痰薬で、内服薬の錠剤、散剤に加え、吸入薬、注射薬が存在します。ブロムヘキシン(ビソルボン)はネバネバした痰をサラサラにして、さらに線毛運動を促進することによって痰を切れやすくします。
ケイツーの効果、副作用、その他の特徴
ケイツーはビタミンK2製剤でビタミンKの補充のために用いる薬です。ビタミンKが欠乏するとビタミンK欠乏性出血症になる恐れがあります。この予防のために主に新生児、乳児に使用されます。
ピコスルファート(ラキソベロン)の効果、副作用、その他の特徴
ピコスルファート(ラキソベロン)は主に便秘に使用する下剤です。便秘の他、手術の後、造影剤服用後の排便促進や、大腸検査前の腸内容物の除去のためにも用いられます。大腸刺激性下剤で耐性が生じることがあります。
タンニン酸アルブミン(タンナルビン)の効果、副作用、その他の特徴
タンニン酸アルブミン(タンナルビン)は下痢に用いられる薬です。腸の粘膜に穏やかな収れん作用を発揮することで、腸に起こる炎症を抑え、下痢に対して治療効果を発揮します。また、タンニン酸アルブミン(タンナルビン)は子供や妊婦も服用できる安全な薬です。
ガランターゼの効果、副作用、その他の特徴
ガランターゼは乳糖不耐症の治療に用いられる薬です。ガランターゼは乳糖の消化、分解を促進する酵素であるβ−ガラクトシダーゼを含有しており、乳糖不耐症による下痢、腹部膨満感を改善します。
ミルラクトの効果、副作用、その他の特徴
ミルラクトは乳糖不耐症による下痢や腹部膨満といった症状を改善する薬です。有効成分はβ−ガラクトシダーゼで、体の中で不十分なβ−ガラクトシダーゼを経口摂取して補うための薬です。
オリザチームの効果、副作用、その他の特徴
オリザチームは乳糖不耐症に伴う下痢や消化不良などの消化器症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分であるために起こりますが、オリザチームはこのβ−ガラクトシダーゼを補充することで乳糖不耐症を改善します。
カラシミーゼの効果、副作用、その他の特徴
カラシミーゼは乳糖不耐症に伴う下痢等の症状を改善する薬です。乳糖不耐症は乳糖を分解するβ−ガラクトシダーゼの働きが不十分で、乳糖が分解されないことが原因となって起こりますが、カラシミーゼはβ−ガラクトシダーゼそのもので、服用すると乳糖の分解を助けます。
ロペラミド(ロペミン)の効果、副作用、その他の特徴
ロペラミド(ロペミン)は下痢止めとして使用される薬です。腸の蠕動運動を抑制することによって腸の内容物を腸に長くとどまらせて水分の吸収を促し下痢を改善します。通常、ロペラミド(ロペミン)は非感染性の下痢に使用されます。
アセトアミノフェン(アルピニー、アンヒバ、カロナール、コカール等)
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤として広く使用されています。特に小児の解熱鎮痛に用いることのできる貴重な解熱鎮痛剤です。インフルエンザや水ぼうそうの際にも使用することができます。
フスコデの効果、副作用、その他の特徴
フスコデはジヒドロコデインリン酸塩酸、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩の3種類の有効成分が配合されている薬で、咳止めとして使用されます。12歳未満には通常使用されません。
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)の効果、副作用、その他の特徴
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)はマクロライド系抗生物質の一種で細菌感染症の治療に用いられます。様々な種類の細菌に抗菌効果を発揮し、下痢などの消化器系の副作用が他の抗生物質よりも起こりにくいことが特徴です。
エリスロマイシン(エリスロシン)の効果、副作用、その他の特徴
エリスロマイシン(エリスロシン)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられる薬です。下痢などの消化器系の副作用が起こりにくいため、広く臨床現場で使用される抗生物質の一つとなっています。
アジスロマイシン(ジスロマック)の効果、副作用、その他の特徴
アジスロマイシン(ジスロマック)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いる薬です。効果の持続性に優れており、少ない服用回数で長期間効果が持続します。
ロキシスロマイシン(ルリッド)の効果、副作用、その他の特徴
ロキシスロマイシン(ルリッド)はマクロライド系抗生物質で細菌感染症の治療に用いられます。他のマクロライド系抗生物質と比較して、他の薬との飲み合わせに問題が起こりにくいです。
ルパタジン(ルパフィン)の効果、副作用、その他の特徴
ルパタジン(ルパフィン)は抗ヒスタミン薬の一種で、体内でヒスタミンの働きを抑制し、アレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみ、じんましんの症状を改善します。さらに、抗PAF作用を併せ持ち、これもアレルギー症状の改善に有効です。
アゼラスチン(アゼプチン)の効果、副作用、その他の特徴
アゼラスチン(アゼプチン)は第二世代抗ヒスタミン薬でアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などの皮膚疾患、喘息の治療に用いられる薬です。第一世代抗ヒスタミン薬と比べて眠気等の副作用が起こりにくいですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中では起こりやすいです。

 
母子の身近な病気について 子供の薬の使い方 予防接種 よく使われる薬の解説 お問い合わせ