ホクナリン(ツロブテリール)テープはどのように使えばいいのか?かぶれたり赤くなった時の対処法は?

ホクナリン(ツロブテロール)テープの上手な使い方

このエントリーをはてなブックマークに追加

ホクナリン(ツロブテロール)テープは皮膚に貼る咳止め(気管支拡張剤)です。
ぜんそく治療の長期管理薬(コントローラー)や咳止めとして応用されています。

 

貼り薬と言えば、痛み止めの湿布のように貼ったところにだけ効く薬を思い浮かべる方も多いしょう。
しかし、ホクナリン(ツロブテロール)テープはお薬が皮膚から血液中に吸収されて、全身的な作用が期待できる薬で、貼った場所だけに効く普通の貼り薬とは異なります。

 

ここではこのホクナリン(ツロブテロール)テープの使用上のポイントについて詳しく紹介します。

ホクナリンテープのメリット

テープから徐々に薬が放出されるため薬の持続力があり、1日を通して症状を抑えることが期待できます
また、飲み薬がなかなか飲めない場合にもテープを貼るだけで簡単に確実に効果が現れます

 

ホクナリンテープの上手な使い方

@入浴後に汗がひいたタイミングでホクナリンテープは貼る

通常、夜間には気管支が収縮し、咳が出やすいです。
これは寝ている間の自律神経系の働きと夜間に気温が下がることが関係しています。
また、ホクナリンテープは貼ってから4時間程度経過した時に効果が出始める薬で、12時間後に効果が最も強くなります。
これらのことから、寝ている間の咳を抑えるには入浴後に貼ることが推奨されています

 

ちなみに、貼る部分に水分があると上手く貼れないこともあるのでお風呂上りに汗がひいてから使用するといいでしょう。

 

A子どもにホクナリンテープを使用する場合には背中に使用する

ホクナリンテープを貼る位置は胸、上腕(二の腕)、背中のいずれかです。
この3か所であれば効果が同じように現れることが証明されています。

 

また、ホクナリンはここまで紹介してきた通り、夜間貼りっぱなしにしておく薬です。
もしお子さんに使用する時、胸や上腕に使用すると、寝ている間に無意識にはがしてしまう恐れがあります。
ホクナリンテープを使用している部位には皮膚の炎症が起こりやすく、皮膚の弱いお子さんの場合は特にかゆみが出やすいです。
そうなると夜間無意識にテープをはがす可能性はより高くなります。
このようにお子さんがホクナリンテープをはがしてしまうのを防ぐためには、最初から手の届きにくい背中に貼っておくといいでしょう

 

B毎日ホクナリンテープを貼る位置はずらす

ホクナリンテープは貼った部位が赤くなって、かぶれてしまう副作用が出ることが多いです。
この赤み、かぶれはかゆみを伴うことが多いです。
このような副作用は毎日貼る位置をずらすことによって軽減することができます

 

Cホクナリンテープで皮膚がかぶれやすい場合には翌朝にははがしてみよう

皮膚が弱い方の場合には、ホクナリンテープを貼ると1日も経たずに皮膚がかぶれてしまう場合があります。
かゆみも出て困る場合には、夜に貼って、翌朝にはテープをはがしてみましょう
実はホクナリンテープを貼ってから12時間後にはテープに含まれていた有効成分の約74%が皮膚に吸収されています。
一方、24時間貼り続けた場合はテープに含まれていた有効成分の約86%が皮膚に吸収されます。
よって、翌朝にはほとんどがすでに皮膚から吸収されているので、効果は少し落ちるものの翌朝にははがしても治療効果にはさほど大きな影響はありません

 

Dホクナリンテープを貼る時に10秒間シールを押さえつけるとはがれにくくなる

ホクナリンテープは1日中貼りっぱなしにする薬であるため、はがれてしまうこともよくあります。
特に、夏場は汗をかきやすいため、一層はがれやすくなってしまいます。
はがれにくくするには、貼る際に10秒間シールを皮膚に押さえつけるといいです
実際に、押さえつけた方が押さえつけないよりはがれにくくなったということも証明されています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ページ

スポイドを使用して薬を飲ませる方法
薬を口に運ぶのが難しい小さな子供には、スポイドを使用して薬を飲ませる方法があります。主に0〜1歳の子供に使われる飲ませ方です。
シロップ薬しか飲めないのに粉薬が出たら単シロップをもらおう
シロップ薬しか飲めない子供に病院や薬局で出された薬が粉薬だった、なんてことはありませんか。このような場合、単シロップというただのシロップをもらって、粉薬を飲む直前にこのシロップに溶かして服用するとシロップのようにおいしく飲めるかもしれません。
坐薬を入れてから出てきてしまった場合の対処法
坐薬を挿入したものの、子供が踏ん張って出してしまった、というトラブルをよく耳にします。出してしまった時、もう一度坐薬を挿入してもいいのか、新しいものを挿入すればいいのかといった対処法の疑問についてここでお答えします。
薬をミルクに混ぜて服用してもいいの?
苦い薬とミルクを混ぜて服用すると、子供がミルクは苦いものと認識してしまい、ミルクを飲まなくなることがあります。また、オゼックス(トスフロキサシン)やミノマイシン(ミノサイクリン)はミルクに含まれるカルシウムによって薬の効果が弱くなります。
1日3回毎食後の薬を出されたが昼に飲めない。この時の対処法は?
1日3回の薬を昼食時に飲めない場合には、朝食後、帰宅時、就寝前の3回に時間をずらして服用する場合があります。また、1回に1.5回分を1日2回服用する場合もあります。ただ薬が効きすぎて副作用が現れることもあるので医師と相談するようにしましょう。
坐薬の使い方の手順、ポイント、テクニック
坐薬は特に薬を飲むことが難しい小さな子供や吐き気がある時に用いられる薬です。ここでは初心者向けに坐薬の基本的な使用方法、使用上の注意点、テクニックを紹介します。
1歳未満の子供に薬を飲ませる時にハチミツに混ぜて飲ませてはいけない理由
子供に薬を飲ませる時にハチミツに薬を混ぜて服用する場合がありますが、1歳未満の子供の場合、ハチミツの摂取で乳児ボツリヌス症となり、便秘や手足の脱力等の症状が現れ、最悪呼吸麻痺で死に至る場合もあるのでハチミツと混ぜることは避けましょう。
食後に子供へ薬を飲ませたらお腹いっぱいで飲まない場合の対処法
飲み薬は飲んだ後胃に到達すると胃壁を傷つけ胃に負担がかかるものが多く、食後に服用するように指示があるものが多いです。ただ、赤ちゃんなど小さな子供はお腹いっぱいでは薬を飲まないこともあります。この場合は食前や食事の途中に薬を飲ませましょう。
子供の目薬の差し方のポイント
子供に目薬を差す場合、点眼を嫌がったり、じっとできなかったりしてうまくさせないことも多いようです。ここでは目薬の使用方法の基本や子供に目薬を点眼する時のポイント、テクニックを紹介します。
浣腸の使用方法と注意点
浣腸は排便を促す薬で、便秘の時や大腸検査、手術前、出産前に使用することがあります。浣腸使用時には肛門からの出血、液漏れに注意します。便秘の場合は基本的に3日以上便が出ない時に使用します。それ以上の頻度で使用する場合は医師と相談しましょう。
坐薬を2種類以上同時に使用したい場合の使用方法、手順
坐薬を複数種類同時に使用したい場合には使用する順番、使用間隔を適切にしなければ、効果が減弱する恐れがあります。ここでは坐薬を使用する上での正しい使用順、使用間隔について紹介します。
抗生物質を服用中に下痢をした時の対処法
抗生物質を服用すると副作用で下痢をすることがありますが、自己判断で抗生物質の服用を中止するのは必ずしもいい結果が生まれません。病気や下痢の症状次第では抗生物質を続けるように医師が判断する場合もあります。
残ってしまった薬はいつまで使える?
残ってしまった薬の使用期限は薬の種類によって異なります。シロップはもらった後2週間しか使用できませんが、粉薬は半年程度は使用できます。目薬は開封後2か月以内、塗り薬は開封後半年以内なら使用可能です。
錠剤が飲めない人が錠剤を飲む方法
錠剤を飲み込むことができない人はゼリーやプリンと一緒に飲み込むとノドを通りやすくなります。それでも飲み込むことが困難な場合は錠剤を砕いたり、液体に溶かして飲んだりする方法があります。
薬を混ぜるのにおすすめの食べ物(対象年齢:離乳食開始〜2歳)
薬を飲ませる方法の1つとして薬を食べ物に混ぜるという方法があります。特に小さな子供は食べ物と薬を混ぜることで薬を抵抗なく飲めることが多いです。小さな子供の場合は、つぶしたバナナ、すりおろしリンゴ、ヨーグルトと薬を混ぜることをおすすめします。
ピコスルファート(ラキソベロン)内用液の使用法
ピコスルファート(ラキソベロン)内用液の使い方について紹介します。混ぜてもいい飲み物や食べ物、服用のタイミング、便秘が改善した後にも継続使用するべきなのか詳しく紹介します。

 
母子の身近な病気について 子供の薬の使い方 予防接種 よく使われる薬の解説 お問い合わせ