薬をミルクに混ぜて飲むとどのような影響があるか?

薬をミルクに混ぜて服用してもいいの?

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小さな子供に薬を飲ませる時、薬をうまく飲めなかったり、薬を食事とは別に飲ませるのは面倒だと感じたりする方は多いようです。
そこで考えつくことは薬をミルクに混ぜて飲ませることです。
ただ、そこで薬をミルクに混ぜてもいいかな?という疑問が生まれます。
ここでは薬をミルクに混ぜても問題ないのかを詳しく解説します。

問題点その1:苦い薬とミルクを混ぜてミルクが飲めなくなってしまう

薬の大半が多少なりとも苦みがあります
ミルクと薬を混ぜると当然ミルクも苦くなってしまいます。
小さな子供とはいえ、嫌な体験をすると条件反射的にそれを避けようとする傾向がみられます。
つまり、ミルクは苦い飲み物だと間違って覚えて、薬の入っていないミルクさえも飲まなくなってしまう可能性もあるのです。

 

このことから、基本的に薬をミルクに混ぜて小さな子供に飲ませることはお勧めしません
特に栄養摂取の手段がミルクしかない小さな子供にはこの方法で薬を飲ませることはよくありません。
逆に、離乳食をある程度食べることができるようになって、ミルクをあえて飲む必要のない子供の場合には薬をミルクに混ぜて飲ませても構わないでしょう。

 

補足:薬が苦い理由

大半の薬の化学構造にはアミノ基(−NH2)というものが含まれています。
その影響で大半の薬は弱塩基性(水に溶けるとアルカリ性になる)です。
アルカリ性の飲み物は味に苦みが出てしまいます。

 

このような理由から大半の薬は苦みがあるのです。
でも、粉薬は周りに糖分をコーティングしてあるものが多く、この苦みを打ち消す工夫がされています。
よって、苦みの弱い薬の場合はこの糖分のコーティングの甘味が打ち勝って、あまり苦みを感じない場合もあります。

 

また、例外的に酸性の薬もあります。
小さな子供に出る薬では、カルボシステイン(ムコダイン、C−チステン、ルボラボンなど)が代表例です。
この薬は弱酸性で、甘酸っぱい味がする薬です。

 

問題点その2:ミルクと一緒に飲むことで薬の吸収が悪くなることがある

薬の中にはミルクと一緒に服用することで効果が落ちてしまう薬があります
その具体例としては、ニューキノロン系抗菌薬のオゼックス(トスフロキサシン)、テトラサイクリン系抗生物質のミノマイシン(ミノサイクリン)が挙げられます。
これらはミルクに含まれるカルシウムと結びついてしまい、腸から吸収されにくくなってしまいます。
これらの薬を服用する場合にはミルクはできれば前後2時間控えるようにしましょう。

 

ちなみに、オゼックスとミノマイシンはミルクだけでなく乳製品のカルシウムによっても効果が弱まってしまうため、牛乳に混ぜることも避けましょう。

 

まとめ

結局のところ、栄養摂取におけるミルクに対する依存度が大きい子供の場合は薬をミルクに混ぜない方がいいです。
また、薬の種類によっては、薬の効果に影響することがあるため、ミルクと混ぜない方がいい場合もあります。

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