坐薬はどうやって使えば上手く使えるか?使い方の手順ポイント、テクニックを紹介

坐薬の基本的な使い方

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お子さんの場合、体調が悪いと飲み薬が飲めないことがあります。
特に吐き気や嘔吐をしている時にはお子さんに飲み薬を飲ませるのは大変なことです。
また、年齢的に薬を飲むことが困難な場合もあります。

 

そこで使われるのが坐薬です。

 

お子さんに使用される坐薬には、@解熱鎮痛剤、A吐き気止め、Bけいれん止めが主なものです。

 

ここではどの坐薬でも共通する基本的な使い方と役立つテクニックを紹介します。

坐薬を入れる手順

@服、オムツ、パンツを脱がしてお尻を出しましょう

最初にお子さんのお尻を出しておきましょう。
坐薬を包装から取り出して、長時間手で握っていると溶けてしまいます
包装から取り出した後スムーズに肛門に挿入できるようにお尻を出しておきましょう。

 

A坐薬を包装から取り出す

続いて坐薬を包装から取り出します。
もし1個丸々使うのではなく半分ずつ使うなどする場合には、包装から取り出す前に、はさみやカッターを使用して切っておきましょう。

 

B坐薬を挿入

包装を取り除いた後、先端が尖っている方を肛門に挿入します。

 

肛門に坐薬を入れる際には仰向けにして膝を抱える姿勢か、四つんばいにしてお尻を突き上げる姿勢にします
小さいお子さんの場合は仰向けにする方が姿勢を保ちやすく坐薬を入れやすいでしょう。

 

肛門に尖っている部分を当てて、そこから弱い力で少しずつ坐薬を挿入していきます。
もし、お子さんがリラックスして上手に坐薬が入ると、スーッと吸い込まれるような感覚があるでしょう。
なかなか吸い込まれていく感触がない場合には、じっくり肛門の奥へ押し込んでいきます。

 

坐薬を使う上でのポイント

坐薬を入れた後、10分ぐらいは肛門を押さえておきましょう
しかし、坐薬を入れようとしてリラックスしてくれるお子さんは少ないでしょう。
大半はなかなか奥に入っていく感覚が得られないでしょう。
この場合には坐薬をゆっくり押し込んで、肛門の内側へすべて入れた状態で肛門を抑え、10分程抑えておきましょう。
10分程入っているとある程度溶けて薬が吸収されるでしょう。

 

この時、小さいお子さんの場合はじっとできないことが多いです。
この場合は肛門を抑えた状態で抱っこしてあげるとお子さんがリラックスして、力んで坐薬を外に出そうとすることが少なくなります。
お母さんのひざの上に座らせて、肛門を押さえておくのもいいでしょう。

 

その他の注意点

注意していたにも関わらず、坐薬を挿入後出してしまうことはよくあります。
こういった場合の対処法は、「坐薬を入れてから出てきてしまった場合の対処法」を参照してください。

 

また、坐薬は基本的に冷蔵庫で保管しておきましょう
坐薬は人の体温で溶けるようにできています。
そのため暑い日に冷蔵庫の外に出されていると溶けてしまうことがあります。

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