1歳未満の子供に薬を飲ませる時にハチミツに混ぜてはいけない理由は?

1歳未満の子供に薬を飲ませる時にハチミツに混ぜて飲ませてはいけない理由

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薬をなかなか飲めない子供には、食べ物や飲み物に混ぜて飲ませることがあります。
薬をハチミツに混ぜて飲ませる方もいらっしゃいます。
しかし、1歳未満の子供には薬をハチミツに混ぜて飲ませてはいけません。
その理由についてここでは紹介します。

ハチミツにボツリヌス菌が含まれることがある

必ずというわけではないもののハチミツの中にはボツリヌス菌という細菌が含まれていることがあります。
1980年代の日本での調査結果では55種類のハチミツ製品のうち3つにはボツリヌス菌が検出されています。
このボツリヌス菌を1歳未満の子供が摂取した場合には乳児ボツリヌス症という病気が起こることがあります。

 

乳児ボツリヌス症とはどのような病気なのか?

1歳未満の子供がボツリヌス菌を摂取すると、体内で増殖し、ボツリヌス毒素という毒素を作り出します。
この毒素の影響で乳児ボツリヌス症では、便秘などの消化器系の症状や、体の脱力感が起こります。
体の脱力感は、赤ちゃんで言えば首が座っていないような状態になるのが特徴的です。
こういった症状はボツリヌス毒素が神経を麻痺させることによって起こります。

 

また、これらの症状はボツリヌス菌を摂取してからすぐに現れるわけではなく、数日から1か月の潜伏期間を経て発症します。
よって、ハチミツを食べてから乳児ボツリヌス症が起こるまでにはタイムラグがあります。

 

乳児ボツリヌス症での致死率と後遺症

乳児ボツリヌス症では、神経麻痺によって重症の場合は呼吸に関わる筋肉も働きにくくなります。
これによって呼吸困難となり死に至ることもあります。
致死率は1%から2%程度です

 

また、乳児ボツリヌス症によって後遺症が残ることはありません。
しかしながら、乳児ボツリヌス症に一度かかると、回復までには数か月を要する場合があります

 

1歳以上の子供は薬をハチミツに混ぜて飲ませても大丈夫

1歳以上の子供の場合は免疫機能が発達しています。
これによってボツリヌス菌が体内で増殖しにくくなります。
よって、ボツリヌス菌入りのハチミツを摂取しても乳児ボツリヌス症を起こすことはほぼないと考えていいです。

 

つまり、1歳以上の子供が薬をハチミツに混ぜて服用することは問題ありません

 

メープルシロップに混ぜて薬を飲ませても大丈夫?

メープルシロップにはボツリヌス菌が含まれることはありません。
よって、ハチミツの代わりにメープルシロップを使って薬を飲ませることは問題ありません

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