食後の薬を食事の前や途中に飲んでも問題はないのか?

食後に子供へ薬を飲ませたらお腹いっぱいで飲まない場合の対処法

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飲み薬は大体の場合は食後のタイミングに飲むように指示があります。
しかし、小さな子供の場合は、気分次第で食事ですら途中で口をつけなくなることも多いです。
食後のお腹いっぱいの状態で薬を飲ませることはなかなかハードルが高いです。
では、食後の薬を別のタイミングで飲むことは可能なのでしょうか?
また、食後で飲まなければいけない薬はなぜ食後に飲む必要があるのでしょうか?
ここではこのようなことについて紹介します。

そもそも食後とはいつのタイミング?

薬の服用において、「食後服用」とは、食事の後30分以内に服用することを指します
また、薬の飲み方でまれに「食直後服用」という指示がありますが、この場合は食事の後10分以内に服用するようにしましょう。

 

なぜ大体の薬は食後服用になっているのか?

食後服用の指示がある一番の理由は胃壁を直接刺激してしまい、傷つけてしまうことで胃の異常が起こる場合があるからです

 

食後の場合は胃に食べ物が存在しています。
胃の中の食べ物が胃のクッションのような役割を果たして、薬が胃壁を傷つける可能性を軽減させるのです

 

子供の飲む薬の中では、抗生物質インクレミンシロップ(鉄剤)が胃壁を傷つける可能性が比較的高い薬です。

 

大体の薬は食前や食事の途中に服用しても構いません

ただ、食後に薬を飲ませようとしてお腹いっぱいになって飲めない、となってしまっては治る病気も治らなくなってしまいます。

 

大体の薬は食事の前や食事の途中に飲んでも大丈夫です
先ほど紹介した薬が胃壁を傷つけるのが心配な場合は、食事の前ではなく、食事の途中に薬をはさむと、胃の中に多少食べ物があって胃壁が傷つきにくくなります。

 

整腸剤は食事の前に飲むと効果が落ちる場合があります

ちなみに食事の前に飲むと効果が落ちてしまう薬もあります
その代表例がビオフェルミン、ラックビー、エンテロノンなどの整腸剤です。
ビオフェルミン、ラックビー、エンテロノンなどの整腸剤は菌がそのまま薬になっている薬です。
菌を腸に補充することで腸内環境を整える作用があるのです。
しかし、これらの整腸剤に含まれる細菌は胃酸によって多くは死滅してしまいます。

 

実は食前などの空腹時には胃のpHは1〜2程度の強い酸性になっています。
しかし、食後は食事によって胃酸が多少中和されてpHが4程度に上がり、弱い酸性となります。

 

よって、食後の方が整腸剤に含まれる細菌が胃酸の影響を受けにくくなり、死滅せずに腸に多く届くようになり、整腸効果が高まるのです
ですから、整腸剤は基本的には食後に服用するようにしましょう。
食後はお腹いっぱいで飲めそうにない場合には、食事を少しだけ食べて、お腹いっぱいになる前に服用するようにしましょう。

 

ちなみに、ミヤBMやビオスリーという整腸剤は他の整腸剤よりも胃酸の影響を受けにくい整腸剤です。

 

まとめ

飲み薬は飲んだ後に胃壁を傷つけて胃に負担がかかることが多く、基本的には食後に服用するように指示があります。
特に抗生物質やインクレミンシロップ(鉄剤)は胃に負担がかかりやすいです。
また、整腸剤の場合のように食後服用の方が効果が上がるものもあります。

 

しかし、赤ちゃんなど小さな子供の場合は食後にはお腹いっぱいで薬が飲めない場合もあります。
このような場合は仕方ないので、食事の前や食事の途中に服用しても構いません。
胃に負担がかかることが心配な場合は食事の途中に服用しましょう。

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