四種混合ワクチン(DPT−IPV)で予防できる感染症は?接種するタイミングは?副反応は?

四種混合ワクチン(DPT−IPV)の概要、接種時期、接種できる条件、副反応について

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四種混合ワクチンはジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオといった病気の予防のために行われる予防接種です。
生後3か月以降の早い段階から接種が行われます。
ここではこの四種混合ワクチンについて詳しく紹介します。

四種混合ワクチンは何の病気の予防になるのか

四種混合ワクチン(DPT−IPV)とは文字通り4種類の病気に対するワクチンが混合されたワクチンです。
その4種類の病気とは、ジフテリア百日咳破傷風ポリオです。
2012年以前の場合には三種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)とポリオは別のワクチン接種となっていましたが、それ以降はこの四種混合ワクチンが主流となっています。

 

ジフテリア

ジフテリアはジフテリア菌という細菌によって引き起こされる細菌感染症で、症状は咳、発熱、ノドの痛み、嘔吐などが起こります。
もし重症化してしまうと、気道がつまって息ができなくなり窒息してしまう恐れがあります
さらに、神経麻痺、失明、心筋炎による突然死を引き起こすこともあります。

 

百日咳

百日咳は百日咳菌によって引き起こされる細菌感染症で、文字通り症状は長期間にわたる咳が特徴です。
発症後数週間経過すると、咳とヒューヒューと音が鳴る呼吸音を繰り返すレプリーゼという症状を引き起こします。
特に小さなお子さんがレプリーゼを起こすと呼吸困難になり死に至ることもあります。
重症化すると他に肺炎や脳症を起こすことがあり、小さなお子さんには危険な感染症です。

 

破傷風

破傷風は破傷風菌が傷口から体内に侵入して起こる感染症です。
破傷風菌はトキソイドという毒素を体内で放出します。
このトキソイドが全身の筋肉をけいれん、麻痺させます
これが重症化すると呼吸困難になり死に至ることもあります。

 

ポリオ

ポリオはポリオウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です。
ポリオウイルスに感染しても症状が現れるのは5%程度でほとんどの場合は症状が現れません。
稀に、ノドの炎症や痛み、嘔吐、下痢といった症状が現れることがあります。
そしてポリオ感染者の1%はポリオウイルスが神経組織内へ侵入してしまいます。
こうなると頭痛、嘔吐など髄膜炎の症状が現れます。
その後、急性弛緩性麻痺が四肢に起こります。
最悪の場合呼吸筋が弛緩して、呼吸困難に陥り、死に至ることもあります。

 

このような感染症の重症化を防ぐためにも四種混合ワクチンの接種が必要となります。

 

四種混合ワクチンの費用

四種混合ワクチンは定期接種に指定されています。
よって、ほとんどの地域では無料で予防接種を受けることができます

 

四種混合ワクチンを接種することができない場合

以下のいずれかの項目に該当する場合には四種混合ワクチンを接種することができません。

 

@明らかに発熱している場合
A重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
B四種混合ワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある場合
Cその他四種混合ワクチンの接種を行うことが不適当な状態にある場合

 

四種混合ワクチンを接種するタイミングについて

四種混合ワクチンは初回免疫を3回追加免疫を1回合計4回の接種が行われます。
このワクチンの接種は生後3か月から生後90か月の間に行います。

 

推奨されている接種のタイミングは以下の通りです。
初回免疫:生後3か月から生後12か月の間に3〜8週間の間隔を空けて3回接種する。
追加免疫:初回免疫から12か月から18か月間隔を空けて接種する。

 

他のワクチンとの間隔、併用について

直近に他の生ワクチンを接種している場合には27日以上、他の不活化ワクチンを接種している場合には6日以上間隔を空けて接種することとされています。

 

また、医師の判断で他のワクチンと同時接種することは可能です

 

免疫ができるまでに要する期間

四種混合ワクチンは不活化ワクチンです。
不活化ワクチンは免疫ができるまでに2週間程度かかります
また、不活化ワクチンは何度か接種することで免疫ができるようになります。
よって、1回で完全な免疫が獲得できるわけではありません。

 

四種混合ワクチンの副反応について

副反応として最も多いのが注射部位の腫れ、赤み、痛みで接種した人の約50%に現れます。

 

さらに、ワクチンに対するアレルギー反応でじんましんやアナフィラキシーが起こることがあります。
アナフィラキシーは死に至ることもあります。
アナフィラキシーの症状である呼吸困難、じんましん、顔面蒼白といったものが現れた場合には病院を受診して適切な処置を受けるようにしましょう。

 

その他、下痢、嘔吐、鼻水、咳といったものも起こることがあります。

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