発疹は病気のサイン?

子どもに突然発疹が出ると、保護者は不安になることが多いものです。発疹(ほっしん)は皮膚の変化を指し、原因は感染症から接触性皮膚炎、アレルギーまでさまざまです。発疹の見た目・出る場所・発熱などの伴う症状を合わせて観察することで、ある程度の原因を絞り込むことができます。

発疹の主な種類と特徴

病名発疹の特徴その他の症状
突発性発疹熱が下がった後に赤い小さな発疹(体幹中心)高熱3〜4日、機嫌が悪い
水痘(水ぼうそう)赤い丘疹→水疱→かさぶた、全身に広がる軽度の発熱、かゆみが強い
麻疹(はしか)耳の後ろ・首から始まり全身に広がる赤い発疹高熱・咳・鼻水・目やに、コプリック斑
風疹顔から体幹・四肢に広がる淡い赤い発疹軽度の発熱、リンパ節腫脹
手足口病手のひら・足の裏・口の中に水疱発熱・口内炎、夏に流行
りんご病(伝染性紅斑)両頬が赤くなった後、腕・太ももにレース状発疹軽い発熱(または発熱なし)
じんましん(蕁麻疹)白〜赤いかゆみを伴う膨疹(数時間で移動・消える)アレルギー・食物・感染症が誘因

すぐに救急・病院に行くべき発疹のサイン

以下のような発疹・症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

  • 紫〜赤黒い点状の発疹(点状出血・紫斑)が出ている
  • 高熱と同時に発疹が急速に広がっている
  • 唇・舌・喉が腫れている、呼吸困難がある(アナフィラキシーの疑い)
  • 発疹とともに意識がおかしい、ぐったりしている
  • 水疱が化膿・感染している様子がある

自宅で様子を見てもよいケース

  • 突発性発疹:熱が下がって元気があれば通常は経過観察でよい
  • 軽い蕁麻疹:呼吸困難などがなければ様子を見てよいが、再発時は受診
  • 虫刺され・接触性皮膚炎:原因を取り除き、市販のかゆみ止めで対処可能なことも

発疹を記録・観察するコツ

  1. スマートフォンで写真を撮る:病院受診時に医師に見せると診断の助けになる
  2. 発疹が出た時間・場所・広がり方をメモする
  3. 発疹の前後に食べたもの・触れたものを確認する(アレルギーの場合)
  4. 発熱・下痢・咳など他の症状の有無も記録する

まとめ

子どもの発疹はさまざまな病気のサインである可能性があります。発疹の見た目だけでなく、発熱などの全身症状・子どもの状態を一緒に観察し、心配なサインがあれば迷わず受診しましょう。写真記録は医師の診断に非常に役立ちます。