予防接種はなぜ大切?

予防接種(ワクチン)は、感染症にかかる前に免疫をつけることで、重症化や合併症・後遺症を防ぐための医療行為です。特に乳幼児期は免疫機能が未発達なため、感染症にかかると重篤になりやすく、接種推奨時期を守ることが非常に重要です。

定期接種と任意接種の違い

種別概要費用
定期接種予防接種法に基づき、国が接種を推奨するワクチン原則無料(公費負担)
任意接種定期接種以外で、接種が推奨されるワクチン自己負担(自治体補助あり)

主な定期接種ワクチンと接種時期

  • BCG(結核):生後5か月〜8か月未満
  • B型肝炎ワクチン:生後2か月・3か月・7〜8か月(3回)
  • ヒブ(Hib)ワクチン:生後2か月〜5歳未満(4回)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(PCV):生後2か月〜(4回)
  • 四種混合(DPT-IPV):生後2か月〜(4回+追加)
  • MRワクチン(麻疹・風疹):1歳・就学前(2回)
  • 水痘ワクチン:1歳・1歳3か月以降(2回)
  • 日本脳炎ワクチン:3歳・4歳・9〜10歳(3回+追加)
  • HPVワクチン(子宮頸がん予防):小学6年生〜高校1年生相当の女子

主な任意接種ワクチン

  • インフルエンザワクチン:毎年秋に接種推奨(生後6か月から)
  • ロタウイルスワクチン:生後6週〜(飲む経口ワクチン、2〜3回)
  • おたふくかぜワクチン:1歳・就学前の2回接種が推奨

複数のワクチンを同時に接種していいの?

日本では同時接種(複数のワクチンを同日に接種すること)が認められています。接種回数が多い乳幼児期において、同時接種は接種漏れを防ぎ、より早く免疫をつけられるメリットがあります。世界標準でも広く実施されており、安全性に問題はないとされています。

接種後の副反応について

ワクチン接種後は、接種部位の赤み・腫れ、発熱などの副反応が起こることがあります。多くは数日で自然に治まります。ただし以下の場合はすぐに医療機関に連絡してください。

  • 高熱(38.5℃以上)が続く
  • 接種部位の腫れがひどい・化膿している
  • 蕁麻疹・呼吸困難などのアレルギー症状(接種直後〜30分以内)

まとめ

予防接種のスケジュールは複雑に見えますが、母子手帳の接種記録欄を活用し、かかりつけ医と相談しながら漏れなく進めることが大切です。接種の機会を逃した場合も、多くのワクチンはキャッチアップ(後から接種)が可能ですので、まず医師に相談しましょう。